ホンダは、F1エンジンのパフォーマンスを改善するためのトークンを使い始めるかもしれない。ここまで、ホンダがパワーユニットに施した改良は信頼性向上のためのものだった。すなわち、FIAからホンダに与えられたパフォーマンス改善用の9トークンがそのまま残されているということになる。
ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は、Hondaが正確にいつトークンを使い始めるかは明言していないが、それがシーズンの終わりではないことは明らかだ。「それでは意味をなしません」と新井康久は Marca に語った。「我々は、トークンからゲインが得られると確信できるところでの使用を考えています。それはテストが終われば間もなくでしょう」新井康久が言及しているのは、2回のインシーズンテストのこと。13日(水)には、そのうちの1回目であるバルセロナのセッションが終わったばかりだ。次回のテストは、6月下旬のオーストリアGP後、レッドブル・リンクで行われる。ホンダは、1度に9トークンすべてを投入する可能性を否定していない。「研究しています。しかし、まだ決めていません」と新井康久は述べた。