ホンダは、2015年シーズン中にマクラーレンが表彰台に上る可能性を諦めていない。かつてF1で圧倒的な強さを誇ったマクラーレンとホンダが再び手を組んでF1に参戦した今年、期待は大きかったものの、今のところは苦戦を強いられているしかし、MP4-30の開幕戦からの進歩は著しく、レースドライバーのフェルナンド・アロンソは、今週末に開催されるスペインでの母国グランプリで予選Q3進出とレースでのポイント獲得のチャンスをほのめかしている。
ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は「日に日に真の進歩を確認できていますし、我々の努力が結果をもたらす自信はあります」と Turun Sanomat にコメント。先のF1バーレーンGPではジェンソン・バトンのマシンにトラブルが相次ぎ、結局スターティンググリッドに並べなかった。新井康久は、ジェンソン・バトンにとって最悪の週末だったと認めつつ、「それでも問題を解決できると確信しています」と強調。 「ヨーロッパの初戦に向けて必死に取り組んできました。まだ我々が望む結果を達成できていませんが、すでに多くの改善が成し遂げられていますし、そのことはアロンソの予選とレースパフォーマンスで確認できています」 「言うならば、今の私たちは山を登っているわけです。ただ、まだ頂上には達していません。残る15戦に向けての願望は表彰台です」 2014年から始まったF1の新たなパワーユニット時代は想像以上に難しいと感じるかと質問された新井康久は「思っていたよりも難しいと言うつもりはありません」とコメント。「多様性があるとは思います。ホンダにとっては職場環境を変えることが重要なので、協調性や機械仕事、ラーニング、リーダーシップを微調整しています」
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