ホンダは、スーパーアグリに対してドライバーラインアップにイギリス人のアンソニー・デビッドソンを残すようをプレッシャーをかけるようである。 ホンダのチームCEOを務めるニック・フライは、ホンダが2008年もスーパーアグリのサポートを続ける見返りとして、しっかりとしたフィードバックを行なえるドライバーと契約することを希望している。スーパーアグリは苦しい2007年シーズンを終え、投資家を求めているという事実を隠そうとしていないため、アンソニー・デビッドソンが腕のない資金持ち込みドライバーと交代させられるのでは...
ニック・フライは、29日に行なわれたホンダの新車発表会で、「我々はスーパーアグリに適性な水準のドライバーを抱えるようしっかりと要請している。エンジニアリングに関するフィードバックの一貫性を保つためには、一定水準のスタッフを持たなければならない。アンソニーは紛れもなくその水準にあるドライバーのひとりだ。名前の上がったドライバー(ナレイン・カーティケヤン)が我々の求める水準を満たしているとは、個人的には思えない」と述べていた。 かつてホンダがレースドライバーの佐藤琢磨を離脱させたことで日本で激しい抗議が起こった後、2005年末に元F1ドライバーの鈴木亜久里がホンダからの支援を受けながらスーパーアグリを設立した。昨年、チームは事実上ホンダの2006年型マシンを使って4ポイントを獲得し、シーズン終盤の第15戦日本GPまでコンストラクターズランキングでホンダよりリードを奪い、ワークスチームを慌てさせた。佐藤とアンソニー・デビッドソンはFIA(国際自動車連盟)の発表した2008年度のエントリーリストに名を連ねているが、チームの将来が安定していないことから、佐藤はまだ新たな契約にサインしておらず、スーパーアグリのドライバーラインアップは確定していない。 スーパーアグリのマネージング・ディレクター、ダニエル・オーデットはチームをコントロールするよりもチームに投資してくれる人物を探していると認めている。ダニエル・オーデットは『ロイター』に対し、「我々は様々な相手と交渉しているが、最初にホンダに承認してもらわなければならないのだ」と語っている。さらに、「現時点では(昨年と)同じドライバーを残留させたいと思っている。琢磨はこのチームの存在意義であり、デビッドソンはホンダの望むドライバーだ。しかし、我々は強力なパートナーも求めている。もしそのパートナーが多額の資金を持ち込み、どこからかのドライバーを望むのなら、そのドライバーは優れている必要があり、FIAに承認されなければならない」と付け加えている。 ニック・フライはセカンドチームをサポートしなければいけないのは気が散ることだと語っているが、このプロジェクトの続投を明言している。「2008年の目標はスーパーアグリがグリッドに並ぶことだが、(新チームプリンシパルの)ロス(・ブラウン)と私がすべきこと、また現在していることは、そのプロジェクトが我々の本業に悪影響を及ぼさないよう保証することだ。今の段階では、彼らはホンダのエンジンとサポートを受けてグリッドに並ばせる意向を持っている。どの程度サポートするかは、まさに今調整している」と現在の状況を説明した。
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