ホンダは、F1 イギリスGP決勝レースで、ルーベンス・バリチェロが3位表彰台を獲得。この3位表彰台は、Honda Racing F1 Teamにとって2006年第18戦ブラジルグランプリ以来の表彰台となる。母国GPとなったジェンソン・バトンはリタイアに終わった。16番グリッドからスタートしたルーベンス・バリチェロ。レース中盤になると、大粒の雨が降り始め、Honda Racing F1 Teamは36周目に2回目のピットタイミングでエクストリームウェットタイヤを選択。この選択が成功し、スタンダードウェットタイヤを履いているマシンに対し、1周10秒以上も速い...
ルーベンス・バリチェロ (3位)「今日再び表彰台に立つことができて、最高の気分だ。とてもエキサイティングなレースで、天候に助けられ、マシンの能力を最大限に引き出すことができた。僕らにとって、このレースで一番重要だったのは、レース半ばで激しい雨が降り始めたときに、エクストリームウエットに履き替えた決断だった。クラブに差し掛かったときに高速でコースオフし、ウォールに接触する寸前だった。まさにそのときに、僕らはすばやい決断を下さなければならないと思った。エクストリームウエットに履き替えてからは、前にいるクルマを簡単にオーバーテイクできた。あれはいいものだ。あのような重大な決断を下せたのは、僕の経験と、僕を信じてくれたチームのおかげだ。今日は、本当にチームへ感謝をささげたい。ファクトリーや日本にいる人たちを含め、すべての人にだ。人生は、自らの経験から学んでいくものであり、僕らは厳しかったここ2年でそうやって積み重ねてきた。僕はいつでも、いつかよいときが来ることを信じていたし、これからもそんなときがやってくると思っている」ジェンソン・バトン (リタイア)「コンディションが変わり続ける、異常なレース展開だった。レース序盤は、ウエットタイヤでいいペースを出すことができた。雨が激しくなってきて、ルーベンスも僕も、35周目にエクストリームウエットへ履き替えるためにピットへ戻った。そのあとすぐ、僕はブリッジのところにあった水たまりにつかまって、アクアプレーニングによってコースオフをしてしまった。マシンをスピンさせて戻そうとしたが、別のクルマが来ていて、道を開けなければならなかった。それでマシンを十分に回すことができず、グラベルにはまった。こういうレースには、運のよし悪しがからむもの。残念だが、今日の僕はついていなかった。3位、そしてHondaに移籍して初めての表彰台を獲得したルーベンスに、おめでとう」ロス・ブロウン Honda Racing F1 Team チームプリンシパル「我々は今日の結果に喜んでおり、ルーベンスのHondaでの初表彰台は、その走りに見合ったものだ。タイヤ選択と戦略について、非常に重要な情報をもたらした彼は、本当にさすがだと思った。2回目のピットストップで起こったフューエルリグのトラブルがなければ、彼は間違いなく1つ上の2位でフィニッシュしていたと思う。我々は、レースでは雨の予報が出ていることを考え、ウエットコンディションに対応できるよう、昨日の予選セッティングを妥協していたが、その決断がレースで功を奏した。今シーズン初の表彰台を獲得したことは、今日ここにいるメンバー、そして、ファクトリーで懸命に働くメンバーら、チーム全体の士気を非常に上げている。さらに、我々のホームレースで、ブラックリーとブラックネルにあるファクトリーから近くで、この結果を成し遂げたことは、二重の意味で報いだ。また、6ポイントを獲得したことにより、これからのレースで、コンストラクターズチャンピオンシップの6位争いに加わることができる」大島裕志 広報・モータースポーツ担当「本当に嬉しいです。今回はタイヤ戦略がずばり的中しました。天候に左右されたレースでしたが、チームが一体になって戦略をやりきり、ルーベンスもミスなくしっかりと走り切ってくれました。久々の表彰台3位獲得を大変嬉しく思います。今後はこれを糧に、一戦一戦を大事に戦ってまいります。」
全文を読む