ニック・ハイドフェルドは、2011年にF1グリッドに戻ることに専念している。昨シーズン末のBMWのF1撤退の後、あくまで確立されたチームの競争力のあるシートを求めたニック・ハイドフェルドは、今シーズンのF1シートを獲得できなかった。そのため、今年はメルセデスGPのリザーブドライバーとしてグランプリに参加しているハイドフェルドだが、2011年にメルセデスGPでレースシートに昇格できるとは思っていないと述べた。
ハイドフェルドは現在の仕事はそんなに悪くはないと語る。「美しいAMGモデルをドライブするより、もっと酷いことはある」「それは問題ではない。問題は彼ら(かつてF1ライバル)がドライブしていて、僕はしていないことだ」「でも、僕のモティベーションはかなり明白だ。将来の見通しがかなり良いことはわかっている」ニック・ハイドフェルドは、元BMWのチームメイトであるロバート・クビサとともに2011年にルノーでドライブすることが噂されており、ホッケンハイムでは実際にルノーのモーターホームにいるハイドフェルドの姿が目撃されている。ハイドフェルドは、2011年にF1復帰するには、メルセデスGPを離れることを意味すると認めた。「そうだね。近い将来、(メルセデスGPの)レースドライバーになるのは可能ではないだろうから、他に目を向けなければならない」ハイドフェルドは、まだ契約には近づいていないことを明らかにした。「残念ながら、まだないね」「僕たちは来年コックピットをオープンにしているほぼ全てのチームと交渉している。トップシートがこんなに早く確定した今年には少し驚いた。まだ手に入れられるシートを探さなければならない」