ニック・ハイドフェルドは、チームメイトのロバート・クビサがルノー移籍を決めたのに、自分がまだ2010年のシートを見つけられないことに不満を募らせている。ロバート・クビサは、F1で最も評価の高いドライバーのひとりだが、今シーズンは9ポイントしか獲得しておらず、実際は15ポイントを稼いでいるニック・ハイドフェルドの方がランキングでは上。予選でも、15戦で7回クビサを上回っており、わずかに劣っているだけである。
「みんなの感じ方として、僕よりも劣っているドライバーよりも評価されていないようだ」とハイドフェルドは“Auto Motor und Sport”に不満を語っている。昨シーズン、ハイドフェルドはBMWザウバーで苦戦したが、2007年は明らかにクビサよりも優れたパフォーマンスをみせていた。「2007年はロバートより速かったし、今年もそうだ。でも、みんなが話題にするのは2008年のことだけさ」「F1では論理が通用すると思っていたけど、残念ながらみんなのイメージは数字の結果だけではないということさ」2010年のシートをまだ確保していないことと認めるハイドフェルドだが、「いくつかの選択肢」があることを明らかにした。また、BMWザウバーの新しいオーナーが来年3月のバーレーンのグリッドに並ぶことを期待していると見られている。
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