ニック・ハイドフェルドが、F1ヨーロッパGPへの意気込みを語った。モントリオールでは失望したに違いありません。不運な出来事でしたね?そうだね。不運だったよ。今はもう気持ちを切り替えているけど、なにが違ってそうなってしまったのかを知るのは難しい。事後が起こったとき、僕は可夢偉(小林)の後ろにいた。そして彼が突然スローダウンしたんだ。トラックのあの部分では加速するのが一般的なアクションなんだけどね。
もちろん彼を避けることはできなかったし、彼のマシンにぶつかってフロントウイングが外れ、残念ながらレースはそれで終わってしまった。このようなことは時々起こるものだし、上位でのポイントを争える力強いポジションにいたときに起こってしまったのは本当に不運だった。残念ではありましたが、週末を通してのチームにとってポジティブな兆候はありましたか?全体的に僕たちにとってポジティブな週末だったのは間違いない。特にモナコでのレースを考えればね。両方のマシンが予選でトップ10に入ったし、ヴァタリーが10ポイントを獲得したので、良い前進だったと思う。リタイアするまでは順調に走れていた。モナコで直面した問題を理解してカナダを離れられたことはチームにとって重要だった。まさにそれを成し遂げたという明確な証拠があると思う。僕たちは今、必要な方向性を理解しているし、それはチームがモナコとモントリオールの間の2週間でやり始めたことだ。そのようなことは魔法のように一晩で起こるものではないけど、僕たちは改善が必要な部分の分析において良い仕事をしている。さらにピットウォールのチームが力強い戦闘ポジションに僕たちを入れるために正しい決断をしてくれた。バレンシアはまたストリートサーキットですが、どのようなトラックですか?ストリートサーキットではあるけど、独特なストリートサーキットであるモナコや、より高速ストリートサーキットであるモントリオールのどちらとも違う。モナコよりも速いし、カナダよりも遅い、異なるタイプのトラックだ。またマシンにはモントリオールよりも多くのダウンフォースが要求される。F1カレンダーに加わったのはかなり最近のレースだけど、以前にレースをしているので、どのようにやっていくか様子を見てみるつもりだ。8月の休みまで4レースあります。目標は?1レースごとに集中していく。まずはバレンシアのことを考えているし、今はそれが僕たちのプライオリティだ。常にマシンや状況から最大限を引き出したい。ここでは力強いポイントフィニッシュを争えると確信している。2011年は7レースが終了したが、今シーズンはファンにとって特にエキサイティングだと感じていますか?イエスともノーとも言える。オーバーテイクや予測不可能な部分でレースは非常にエキサイティングになっているし、その点ではスポーツはよりスペクタクルになっていると思う。でも、ドライバーズ選手権でのセバスチャン(ベッテル)のリードを見れば、現時点ではたいした戦いではない。その点ではかなり一方的な展開だ。でも、非常に素早く変る可能性があるし、エキゾーストシステムに関する規約が変更になったときにどうなるか楽しみにだね。