フェラーリは2026年マシンへ早期に開発リソースを移行したが、その判断を巡ってルイス・ハミルトンは「本当の問題は別にある」と語った。現行SF-25の根本的問題により追いつくことは困難と判断し、マラネロは4月の段階で次世代マシンにスイッチしていた。しかしハミルトンは、同決断には賛同しつつも「チームには他に注意すべき問題がある」と強く示唆している。
一方でカタールGPではスプリント17位、予選Q1敗退と低迷が続き、フェラーリの競争力不足は顕著。ハミルトンは今のフェラーリが抱える構造的課題が、来季への期待を曇らせかねないと警鐘を鳴らした。フェラーリの2026年集中開発に賛同しつつ「他に取り組むべきことがある」フレデリック・バスールは今週末、フェラーリが2026年マシンへ開発を早期シフトしたことを認めた。SF-25には根本的な弱点が多く、マクラーレンに追いつく現実的な見通しが無かったためだという。しかしハミルトンはQ1敗退後、「他に注意が必要なことがある」と発言し、空力開発以上の問題を抱えていることを示唆した。「必要な注意を払うべき“他のこと”があるというだけだ」と述べ、詳細こそ語らないものの、フェラーリ内部の課題が今季だけでなく2026年にも影響する恐れを匂わせた。aerodynamics(空力)開発の停滞が士気を下げたのか問われると、ハミルトンは「開発が問題ではない」と否定し、むしろ自身は来季マシンへの早期集中を支持したと説明した。「来年のクルマに向かうべきだと望んでいたし、早く取り掛かることを求めていた。長いシーズンだったからね。ただ、まだ取り組むべき“他のこと”が残っている」予選・スプリントで連続苦戦「マシンを悪くしてしまったのかもしれない」ハミルトンはカタールGPで再び苦しい週末となり、スプリントは17位、予選もQ1敗退。同僚シャルル・ルクレールも10番手と、フェラーリは今季ワースト級のパフォーマンスに沈んだ。「週末を通じて後退していった。スプリントの後に良くなったところもあったが、最後のラップでまとめ切れなかった」スプリントはDRSゾーンが短くオーバーテイクが極端に難しかったこともあり、決勝での挽回について問われてもハミルトンは悲観的だった。「正直、あまり期待できない。スプリントを見れば分かるようにオーバーテイクはほぼ不可能だ。違う戦略を試すかもしれないけど、どうなるか見てみるよ」フェラーリの“本当の課題”とは何か(技術的背景)・ハミルトンが繰り返した「他に取り組むべきこと」は、具体的には明かされていない・ただしSF-25の課題は空力だけでなく、セットアップ幅の狭さ、タイヤウィンドウの扱い、メカニカルグリップ不足が問題視されてきた・加えて、開発計画・運用体制・組織面に起因する問題が“根本的”とされる指摘も多いハミルトンが語る「開発そのものではなく、別の領域の問題」は、これら組織・プロセス・セットアップ哲学など“構造的な弱点”を指している可能性が高い。そのため彼は、2026年車を早期投入しても、根本が改善されない限りマクラーレンやレッドブルとの差は埋まらないと危惧していると読み取れる。
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