ルイス・ハミルトンは、今週末のF1モナコGPを前に行われたF1映画の特別試写会において、同僚ドライバーたちから「素晴らしい」反応を受けたことに誇りを感じていると語った。この新作映画『F1/エフワン』は、6月25日に国際的に、6月27日に北米で公開される予定で、監督はジョセフ・コシンスキー、製作にはジェリー・ブラッカイマー、ブラッド・ピット、そして7度のF1ワールドチャンピオンであるハミルトンらが名を連ねている。
ブラッド・ピットは、元F1ドライバーのサニー・ヘイズ役を演じ、ダムソン・イドリス演じるルーキーのジョシュア・ピアースと架空のチーム「APXGP」でコンビを組む。水曜日の夜、現在のF1ドライバーたちはこの映画の試写会に招かれ、ヘイズとピアースの物語がどのように展開されるかを目の当たりにした。ハミルトンは上映後、報道陣に次のように語った。「このプロジェクトに取り組み始めてから4年が経った。僕は最初から関わっていて、最初の30ページのストーリーを見て、それが最終的に130ページまで成長していく過程を見守ってきた。音楽やキャスティングのキュレーションにも携わり、そして昨日それが大スクリーンで映し出されるのを見たんだ」「ドライバーたちがどう思うか、とても緊張していた。単なるハリウッド作品にならずに、リアルであることとのバランスを取るのは本当に難しかった。でもドラマもカオスも、アンダードッグの要素も必要だった。僕は脚本家じゃないけど、全体としてとてもいい反応が得られたと思う。すごく前向きなフィードバックがもらえて本当に感謝している」ハミルトンはさらに、映画制作の舞台裏や、観客が期待できるストーリー性や映像体験についても語った。「最終版はかなり前に観たけど、いよいよ皆さんに観てもらえるのが本当に楽しみなんだ。昨日が初めて映画館の大スクリーンで観た日だった。それまでは4、5か月くらい、ラップトップでずっと観ていて、そのたびに少しずつ良くなっていった」「ファンの皆もきっと…ずっとシートの端に座って観てるような作品になると思う。音響もすごいし、車載映像も本当に迫力がある。Appleと一緒に全く新しいカメラを開発したんだ。これまで使われたことのないカメラで、今まで見たことのない映像やアングルを捉えている」「レースシーンを観ていると、まるで僕たちと一緒にマシンに乗っているような感覚になると思う。それは僕がずっと人々に体感してほしかったことだけど、今までの上からのカメラではなかなか難しかった」「これは本当にアンダードッグの物語で、ロマンスもあるし、競争もある。スリル満点の作品だよ」