ルイス・ハミルトンは、2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPの予選を8番手でフィニッシュ。メルセデスF1のチームメイトであるジョージ・ラッセルと同じラップタイムを出すことができなかったと認め、決勝では角田裕毅(RB)との戦いになると考えている。メルセデスはイモラで行われたFP2でハミルトンとラッセルがトップ5圏内に入るなど、最新のアップデートで心強いペースを示していた。
しかし、ラッセルはフェラーリのカルロス・サインツを0.001秒差の4番手まで追い詰めた一方で、ハミルトンはRBの角田裕毅の後方8番手に終わった。今季ラッセルとの直接対決で1勝6敗となったハミルトンは、姉妹車との0.25秒差はQ3での代表的なギャップだと認めた。「ジョージのラップが、僕たちのクルマができる最大限のペースだったと思う。今日はそれに届かなかった」とハミルトンは語った。「昨日は好調に見えた。でも、ペース的に少し近づけたのは良かったし、ポジティブなことだ」メルセデスは今シーズンを通してW15マシンの不整合と闘ってきたが、ハミルトンはそれがまだ解決されていない問題だと明言した。「僕たちが完全に理解できていないことのひとつは、金曜日はもう少し速そうなのに、土曜日は他のマシンに対して少しタイムを失っているように見えるということだ」とハミルトンは指摘した。「でも、ジョージはかなり速かった。今年ほとんどそうしてきたように、今週末もセットアップをチェックする必要があったと思う。僕にとっては、それが違った形で作用した」この2戦で上位陣がアップデートを加えたにもかかわらず、ハミルトンはそれぞれの長所と短所は変わっていないと主張する。「週末に入っても、週末を終えても、アップグレードに次ぐアップグレードを繰り返しても、マシン間の違いは目に見えてわかるだろう」とハミルトンは語った。「ストレートのスピードやその他のことに関して、毎週末同じことが言われてきた。だから、ある段階で変更されるだろう」イモラはオーバーテイクのチャンスが限られたサーキットであるため、ハミルトンはレースでの唯一の目標は「できるだけ多くのポイントを獲得すること」だと表明している。63周で争われる明日のレースについて、ハミルトンはこう付け加えた。「可能であれば、角田を捕えたい。そうすれば助けになるだろう」「その後はタイヤをどう管理するかだけだと思うし、ジョージの前のクルマのほうが速い。つまり、それが僕たちのいる場所だ」