メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、チーム無線で苦情を受けたにもかかわらず、ルイス・ハミルトンのシートはF1バーレーンGP中に壊れていなかったと明かした。バーレーン・インターナショナル・サーキットで新車W15を駆ったルイス・ハミルトンは、オーバーヒート問題とともにこの問題と戦っていたようで、チーム無線ではレースエンジニアのピーター・ボニントンにシートが故障していると伝えていた。
しかし、サウジアラビアGPを前にショブリンが説明したように、詳しく点検したところ、そのような問題はなかった。「当然、マシンが戻ってきて、すぐにシートをチェックしたが、シートは問題なかった」とショブリンは語った。「ところで、シートは明らかに取り外せるように設計されている。事故が起きた場合、ドライバーはシートに座ったまま外に出てくるし、最終的にシートをクルマに固定しているのはシートベルトを締めているドライバーだからだ」「唯一考えられるのは、ルイスがわずかに緩んでいたのなら、少し動いてシートが上がり、少し動いてまた下がったのかもしれないということだ。というのも、その後に見たところ、何かが壊れたという証拠も、間違った位置にあったという証拠もないからだ」「しかし基本的に、シートが車内にしっかりと固定されていない場合、ドライバーにとっては少し不快かもしれないが、基本的には、シートが故障したからといって、ドライバーが車外に放り出されることはない」「だから彼らは常に安全なんだ。しかし、私が言ったように、これは非常に微妙なもので、少し動きがあったのかもしれないが、その後は落ち着き、残りのレースでは問題なかった」
全文を読む