ルイス・ハミルトンは、金曜日にスタートしたF1日本GPのフリープラクティスを通じてメルセデスのF1マシンに「自信が持てなかった」と語った。FP1ではソフトコンパウンドを選択しなかったメルセデスはトップ10に入らなかったが、ハミルトンはFP2でも下位に沈んだ。ソフトタイヤでのベストランで1分31秒829しか記録できず、マックス・フェルスタッペンの基準タイムより1.1秒遅れの14番手に終わった。
先週末のシンガポールでのプラクティス2を「今年最高のFP2セッション」と評したハミルトンは、鈴鹿での金曜フリー走行終了までにW14を攻略できなかったことを嘆いた。「とてもチャレンジングな1日だった。マシンに自信が持てず、それが苦戦につながった」とハミルトンは振り返る。「正しいバランスを見つけるのが難しかったし、FP2の終わりまでにうまくバランスを取り戻すことができなかった。タイヤがオーバーヒートしてしまい、タイムシートのトップからかなり離れてしまった」「僕はかなり遅れている。第1セッションで2秒、第2セッションで1秒以上遅れてしまった。ただひたすらマシンを修正し、バランスを修正しようとしている」ハミルトンは、優勝を狙ったシンガポールと日本でのメルセデスの対照的な競争力は、W14マシンが高速サーキットに遭遇したときに根本的に弱いことを示していると考えている。「何が問題なのかを見つけることだ。明らかに前回のレースの方がはるかに近づいていた。というのも、高速コーナーが1つしかなく、まったく高速ではなかったからだ。ここのコーナーのスピードほどではない」「それに、僕たちのマシンは高速コーナーに弱いことが多い。シルバーストーンやコプスは、僕たちの苦手なコーナーのひとつだ」「そうだね。だから、マシンをもっとスイートスポットに入れるよう取り組んで、タイヤをオーバーヒートさせないようにする必要がある」しかし、ハミルトンは、チームが厳しい金曜日から何度も立ち直ってきたとして、メルセデスが予選までに失地を挽回できると確信している。「パフォーマンスを上げるために今夜はやるべきことがたくさんあることはわかっている。でも、僕たちは改善できると信じています」とハミルトンは主張した。「今シーズンは同じような金曜日を過ごし、土曜日に強くなって戻ってきた。また同じことができたかどうかは明日わかる。今夜は、自分たちが上位に食い込めるよう、あらゆる努力を惜しまないつもりだ」