ルイス・ハミルトンが、5位に終わったモナコGPを振り返りつつ、今後の展望を語った。ハミルトンは、MP4-25が高速サーキットでは競争力を示せると自信をみせている。モナコGPでの5位をどのように振り返りますか?もちろん、もっと上位の方が良かったけど、モナコではオーバーテイクがとても難しいということを示した結果はだと思う。特に同じようなペースのクルマと走っているときは無理だよね。だから、“レース”にはあまり相応しい場所じゃない。本気で攻められないからね。レース後半は主にバリアからマシンを遠ざけて、フィニッシュ...
MP4-25がモナコにあまり適していない理由はなんですか?僕たちのクルマは、モナコのようなタイトなコーナーよりも、高速で広いコーナーの方が適している。モナコでは回頭性に優れたクルマが必要だ。モナコでペースセッターになれるクルマではなかったけど、ずっとそうなることはわかっていたし、僕たちが示したペースにはかなり満足している。高速サーキットでは違った状況になることはすでに証明していると思うし、シルバーストン、スパ、鈴鹿などではマシンバランスはかなりいいと思う。世界選手権7位ですが、期待はもっと高かったですか?2つの見方ができると思うし、序盤戦ではチャンスがあったけど、それを最大限に生かせなかったかもしれない。全体的には良い仕事ができている。クルマから多くのパフォーマンスを引き出せているし、クルマの実力は予想を上回っているとも言える。その2つは真実だと思う。もっと多くのポイントを獲れたかもしれないけど、毎レース毎ラップを全力でレースしているし、マシンの最大限を引き出せているので、少し不運ではあったけどパフォーマンスには満足している。そうだね、もっとポイントを獲れていればよかったけど、今はあまり心配しすぎることではないと思う。まだ多くのレースがあるし、ギャップを縮めるチャンスはたくさんある。そうだったかもしれないと振り返るよりも、現状を打破するための計画の方が重要だ。それこそがチームが常に行ってきたことだし、今僕たちが行っていることだ。僕たちは、上位に返り咲くために何をする必要があるかをわかっていると確信している。そして、それは?想像もできないよ!いいや、冗談は抜きにして、僕たちはいくつかの開発を進めている。すぐではないかもしれないけど、僕たちは上位とのギャップを縮めるために何をする必要があるかわかっていると思う。いずれにせよ、イスタンブールやカナダ、シルバーストンのようなトラックでのペースにはかなり自信がある。僕たちのパッケージはそのような場所でより競争力があると思う。特にレースペースはね。それが僕たちの強みだ。集中を切らさないことが最も重要だ。チームの最大の強みのひとつは、開発を続けて、シーズン中にクルマを洗練させる能力だ。僕たちが正しい方向に向かっていると確信しているよ。