メルセデスF1は、2023年シーズンの開幕に向けて「ゼロサイドポッド」のコンセプトを堅持しているが、F1チーム代表のトト・ヴォルフによると、それはすぐに変わる可能性があるという。2022年に苦境に立たされたメルセデスF1チームは、水曜日にカーボンブラックを基調とした新車『W14』を公開し、シルバーストーンでデビューさせた。
2021年のメルセデスのブラックマシンを彷彿とさせるが、当時は反人種差別主義を支援するために塗装されており、現在は生のカーボンがメインとなっている。「今回は、余分なグラムを取り除くことができる場所を見つけようとしました」とトト・ヴォルフは語った。新車はまだ「ゼロサイドポッド」のコンセプトだが、水曜日に公開され、ジョージ・ラッセルが短時間ドライブしたものはすぐに変わる可能性があるとトト・ヴォルフは主張する。「最初の数レースが終われば、状況は少しは変わるだろう」とトト・ヴォルフは語った。ルイス・ハミルトンは、昨年レッドブルとフェラーリの両チームに打ち負かされたコンセプトに固執するチームの「勇敢」な 動きを称賛している。「フェラーリを除けば、ほとんどのチームがレッドブルのコンセプトに移行している」とルイス・ハミルトンは語った。。「昨年と同じようなクルマで新しいチャンピオンシップに臨むのは、多くの要素を変更することが難しいからだ。でも、僕はエンジニアを信頼しているし、僕らのコンセプトに忠実であり続ける」最初の「シェイクダウン」の際にエンジンに小さな問題があったという噂があったが、ジョージ・ラッセルはポーパシングの問題が現在解決されているかどうかについては言及していない。「それは来週になればわかることだ」とジョージ・ラッセルは語った。一方、今年で契約が満了するルイス・ハミルトンは、メルセデスF1との新しい契約にサインしたいと強く主張し、トト・ヴォルフは、7度の世界チャンピオンの年齢(38歳)は障壁ではないと主張した。「44歳、45歳になってもピッチに立つトム・ブレイディのことを考えているんだ」とトト・ヴォルフは言った。「我々は最初の(契約の)話をしたし、もっと適切なタイミングを見つけていくつもりだ」