メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、背中の重大な痛みに苦しんでいるにも関わらず、今週末のカナダグランプリでレースをすると宣言した。メルセデスF1は、“ポーパシング”もしくは“バウンシング”に最も打撃を受けたチームであり、ルイス・ハミルトンは日曜日のアゼルバイジャングランプリで「背中の痛みに耐えられない」と無線で語り、「レースが終わるのを祈っていた」とレース後に語っていた。
激しいバウンシングに苦労しながらも、ジョージ・ラッセルは3位表彰台を獲得し、ルイス・ハミルトンは4位でレースをフィニッシュ。だが、ハミルトンは、パルクフェルメで車から降りれないほど背中を痛めていた。それはメルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンが次戦カナダグランプリでレースをするかどうかについて疑わしいとさえ語るくらいの彼の怪我の程度だった。しかし、ルイス・ハミルトンは今のところそれらの懸念を覆し、カナダグランプリに参加するという彼の目標を確認した。「昨日は大変で、睡眠に問題があったけど、今日はポジティブな気持ちで目覚めた」とルイス・ハミルトンはソーシャルメディアに投稿した。「背中は少し痛いし、傷ついているけど、ありがたいことに深刻なことは何もない。アンジェラ(カレン/理学療法県トレーナー)に鍼灸と理学療法を受けた、そして、僕は改善のために僕のチームと取り組んでいる」「僕たちは戦い続けなければならない。今週末、僕はそこにいる。世界のために欠場することはない。みんなと素晴らしい一日と週を祈っている」アゼルバイジャンのレース後、ルイス・ハミルトンがカナダグランプリを欠場する可能性について質問されたトト・ヴォルフは「間違いない」と語っていた。「彼に会ったわけでも、話をしたわけでもないが、これはもう筋肉痛ではないことがわかる」とトト・ヴォルフは語った。「つまり、脊椎まで本格的に届き、いくつかの結果をもたらす可能性がある。彼は本当に悪い。解決策を見つけなければならない」「この段階では、彼はおそらくすべてのドライバーのなかで最も影響を受けていると思う。しかし、ドライバーから理解した限りでは、ほとんどの人が何かを起こす必要があると言っている。だが、それが何であるかを説明することはできない」メルセデスF1は、スペインGPで今シーズン初めてアップグレードを導入した。これは、今年の初めから苦しんでいるポーパシング問題を解決したように見えた。バクーでの土曜日、ジョージ・ラッセルは、メルセデスの問題は車高に関連しており、車がバンピーな路面でボトミングしていることを示唆した。「それらは非常に相互に関連していると思う」とトト・ヴォルフはポーパシングと車のボトミングについて語った。「エアロポーポイズ現象が発生するトラック、バウンシングするトラック、車がボロミングするトラックがある。そのため、はっきりしていない。それはすべて、フロアの空力パフォーマンスと相互に関連している」メルセデスF1は、フォーミュラEドライバーのストフェル・バンドーンとニック・デ・フリースがリザーブドライバーとしてリストしており、ルイス・ハミルトンが来週のレースに適さないと見なされた場合、そのうちの1人が代役として参加する可能性がある。「解決策は、誰かをリザーブしておくことかもしれない。いずれにしろ、確実に我々の車を走らせるためにすべてのレースでリザーブがいる」とトト・ヴォルフは語った。