メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2022年F1第2戦サウジアラビアグランプリ初日のフリー走行を終えて、ポーパシングの問題はまだ解決していないものの、今週のメルセデスW13の状態について少し満足しているように見えた。ルイス・ハミルトンは、フリー走行2回目を5番手でフィニッシュ。ペースセッターのシャルル・ルクレール(フェラーリ)から0.5秒以内と先週のバーレーンでのパフォーマンスよりもはるかに優れていた。
しかし、ルイス・ハミルトンは、メルセデスW13がまだ同じ種類のパフォーマンスの問題、特にグラウンドエフェクト効果の空力のために車が速いストレートで上下に跳ねる「ポーパシング」現象に苦しんでいることをすぐに認めた。ルイス・ハミルトンのオンボード映像ではヘルメットが激しく揺れていることが映し出され、セッション中にシートの高さを調整することを余儀なくされた。「今日はOKだった」と走行を終えたルイス・ハミルトンは語った。「前回のレースと同じ問題がまだたくさんあるけど、僕たちはそれらに取り組んでいる」「高速コーナーで少し難しいのは確かだけど、路面のグリップは本当にいい。とにかくストレートでスピードを見つける必要がある」「今夜、今日のデータを理解し、明日の予選に最適なポジションに仕上げていく」メルセデスF1のチーフレースエンジニアを務めるアンドリュー・ショブリンは、W13の問題を解決するのは大変な作業であることことを認める。「ここでバウンシングの問題を理解するためにさらにいくつかの実験を試みました。いくつかは悪化させ、いくつかは助けになった」「明日はわずかに減らすことができるだろう。いくつかのコーナーでドライバーに影響を与え、タイムを犠牲にしている」「しかし、問題を解決するための解決策はまだない」「バーレーンと比較して、車のバランスはより良い場所にあり、デグラデーションに関しては、今日見たものに非常に満足している。我々のシングルラップはまだ少し作業が必要だが、明日はそれをするためのセッションがある」