ルイス・ハミルトンは、2021年のF1トルコGPに向けてメルセデスF1は準備は整えていると自信をみせる。昨年は優勝はしたものの、予選ではポールから4.795秒遅い6番手だった。2020年にイスタンブール・パークは、来年のルイス・ハミルトンのチームメイトであるジョージ・ラッセルの言葉を借りれば、『アイスリンク』のような路面だった。
開催の2週間前に再舗装された路面は、予選前の雨も相まってQ1が始まっても路面に油が浮いた状態。メルセデスは予選でタイヤのスイッチを入れることに苦しみ、ランス・ストロールがセンセーショナルな初ポールポジションを獲得。ルイス・ハミルトンは4.975秒遅れの6番手、バルテリ・ボッタスは9番手で予選を終えている。しかし、ルイス・ハミルトンは、2020年よりも柔らかいピレリタイヤが配分され、グリップを向上させるためにウォーターブラスト処理を受けた路面によって、グリップは改善すると考えている。「僕たちは、あの週末に起こった問題を理解したと思うし、レースでそのいくつかを修正できたと思うので、より良い準備ができていると思う」とルイス・ハミルトンは語った。「トラックが少しシフトしている可能性があると思うし、今週末は少し異なる課題に直面するかもしれない」決勝では、ルイス・ハミルトンは、レーシング・ポイントのセルジオペレスから30秒以上の差をつけて勝利し、記録的な7回目のタイトルを獲得している。「もちろん、それは信じられないような瞬間だったし、本当に難しいレースだった」とルイス・ハミルトンは語った。「チャレンジングな週末だった・・・チームとして僕たちにとって本当に難しい週末だった。レース中にミスを犯すことなくトップに立つことができたのは感動的な時間だった」一方、残りのシーズンで、ルイス・ハミルトンについて回っている疑問符の1つは、4基目のメルセデスF1パワーユニットが必要かどうか、そして、それに伴うグリッドペナルティだ。だが、ルイス・ハミルトンは、今週末に新しいパワーユニットが必要になるとは今のところ考えていないと語った。「現時点では、まだNo.2とNo.3がある」と利用可能なパワーユニットのプールについてルイス・ハミルトンは語った。「ですから、現時点ではそうする必要はないと思っている。でも、それは変わる可能性がある。誰にも分からないことだ」前戦F1ロシアGPでは、ライバルのマックス・フェルスタッペンが4基目のホンダのF1パワーユニットを投入して最後尾からスタート。ルイス・ハミルトンが優勝、フェルスタッペンが2位でフィニッシュしたことで、ハミルトンが2ポイント差でラインキング首位に立っている。
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