F1ロシアGPで通算100勝目を達成したルイス・ハミルトン(メルセデス)だが、終了間際の雨がなかったら、ランド・ノリス(マクラーレン)に勝てたかどうかは確信が持てていないと語る。第1スティントは、ダニエル・リカルド(マクラーレン)を抜きあぐんでいたルイス・ハミルトンだが、ピットストップフェーズで前に出ると、8秒前にいるランド・ノリスへの猛追を開始した。
そして、ランド・ノリスとの差が1秒強になったころ、ソチ・オートドロームには運命の雨が降り始めた。メルセデスはルイス・ハミルトンをインターミディエイトに交換させるためにピットインさせたが、ランド・ノリスは雨が降り続かないことを期待してステイアウトした。だが、雨は勢いを増し、ランド・ノリスはスリックタイヤで苦戦してコースアウト。最終的にピットインして7位に落ちた。メルセデスとルイス・ハミルトンの決断が正しいかったことが証明された。通算100勝目を挙げたルイス・ハミルトンは「ランドは素晴らしい仕事をした」と語る。「彼のペースは信じられないものだった。彼はマクラーレンのために素晴らしい仕事をしている。僕が以前に所属したチームが前にいるのを見るのはとてもほろ苦い気持ちだった」「彼らはとてもうまくやっているし、前回のレースで勝った。彼らは素晴らしい仕事をしている。メルセデスのF1エンジンを積んでいるしね。彼らが再び団結するのを見るのは良いことだ」「チームは最後に素晴らしい決断をした。もちろん、ランドを放っておきたくはない」ルイス・ハミルトンは、ドライのままだったら、コース上でランド・ノリスをオーバーテイクできた可能性は低いと認める。「ランドを追い抜くのは難しかっただろう」とルイス・ハミルトンは語る。「彼のペースは素晴らしかったし、ファステストラップを記録していた。だから、トラフィックに引っかかったり、ミスが犯したりしない限り、追い抜くのは難しかったと思う。彼はまったくミスをしなかった」「その後、雨が降って、チャンスが巡ってきた。チームは素晴らしい素晴らしい仕事をしたし、心から感謝している」「そうでなければ、僕の後ろにいる人に関して、僕ができることは何もない。当然、それはマックスの夢だ。でも、ポイントに感謝している」