2021年のF1シュタイアーマルクGPでマックス・フェルスタッペンに完敗を喫したルイス・ハミルトンは、自分とメルセデスはレッドブル・ホンダF1のペースの“答え”を出せていないことを認める。ルイス・ハミルトンは、チームメイトのバルテリ・ボッタスのペナルティのおかげで、F1シュタイアーマルクGPの2番グリッドに昇格した。しかし、2番手よりも前に進むことはできず、マックス・フェルスタッペンが圧倒的な速さで今季4勝目を挙げた。
メルセデスF1とルイス・ハミルトンは2位固めを選び、3回目となるファステストラップポイントをなんとか手にした。F1シュタイアーマルクGPは、レッドブル・ホンダの4連勝、つまり、メルセデスにとってはターボハイブリッド時代で初めて未勝利が4戦続くことになった。これは、タイトル争いの潮目の変化を意味しているのかもしれない。「レッドブルのアドバンテージはラップあたり約0.4秒だと言っていたよね」とレース後にルイス・ハミルトンは語った。「おそらく、平均して少なくとも0.3~0.4秒はあったとと思いう。彼らのスピードはかなり印象的だったし、私にできることは何もなかった」「僕はそれに完全にすべてを出し切っていた。彼らがどこでスピードを上げているのかはよく分からないけど、全般的にはどこも負けていると思う。僕が知る限り、特にストレートがそうだったし、ここ数戦で間違いなく大きな一歩を踏み出している。答えはまだ出ていない」「僕たちはアップグレードは行っていない」とルイス・ハミルトンは付け加た。「最後にアップグレードを行ったのがいつかは覚えていないけど、彼らはアップグレードを行っている。彼らがエンジンにアップグレードをもたらしたのは明らかだし、パッケージの他の部分にももたらしている。それが彼らを先に進めたと思う」「あのようなスピードと戦うには本当に長い道のりがあるけど、僕たちにできることはあまりないし、プッシュし続ける必要がある。どこから来ているのかはわからないけど、チームは何かを見つけることができると自信を持っている」今年の最初のトリプルヘッダーの一部といて、わずか7日後に同じレッドブル・リンクでF1オーストリアGPが開催される。だが、ルイス・ハミルトンは、それまでの短い時間でパフォーマンスを改善するためにやれることは現実的にほとんどないと認める。「今日の彼らからのペースは非常に強かったし、今後4日間でできることはあまりないけど、このマシンからこれ以上ジュースを絞り出せるかどうかを確認するためにできる限り努力していく」