元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、ルイス・ハミルトンにとっては、チームメイトではない別チームのドライバーと戦う方が“簡単”だと考えている。今年、メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとタイトル争いと繰り広げている。その緊張レベルは2016年にチームメイトのニコ・ロズベルグとの戦いで経験したのと同じレベルまでエスカレートする可能性がある。
しかし、ゲルハルト・ベルガーは、選択肢があるとしれば、ルイス・ハミルトンは、ドライバーズタイトルをめぐってメルセデスF1のチーム内との戦いに耐えるよりも、他チームの誰かに挑戦する方が簡単だと考えている。「ルイスはマックスと競争する方がはるかに簡単だ」とゲルハルト・ベルガーは Sport1 に語った。「ライバルが別のマシンに乗っているときは、常にカンフル剤になるからだ」「彼より前で終えるかどうかがすべてだ。だが、それができない場合でも、他の方がよいマシンを持っているといことなので、イメージを失うことがない。「しかし、同じチームのニコ・ロズベルグに倒された場合、それは侮辱のようなものだ」ルイス・ハミルトンは、F1アゼルバイジャンGPのリスタート時に誤って“ブレーキマジック”スイッチをフリックして貴重なポイントを犠牲にしており、タイトル争いは特定の段階でミスが大きな意味を持っている。しかし、大きなミスにもかかわらず、ゲルハルト・ベルガーはそれをあまり重要視していない。「いいえ、この極度の緊張のなかでもルイスはまだはっきりしている」とゲルハルト・ベルガーは続けた。「バクーでは、彼は勝つために最後のスタートですべてを危険にさらす必要があることを知っていた。それはうまくいかなかった」「だが、それは起こり得えることだ。メルセデスがレッドブルのプラッシャーの下で時々弱体化するのは確かに興味深いだ。それにフェラーリも忍び寄っており、ノリスと素晴らしい仕事をしているマクラーレンもいる」「アルファタウリのガスリーでさえ、上位でドライブすることができる。だが、それはまさにF1とそのファンが必要とする緊張だ」