メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、レッドブル・ホンダの“ベンディウイング(曲がるウイング)”の合法性についての自分の意見は「実際には違いは生まない」と語り、今週末はいつも通りにレースをすると語る。レッドブル・ホンダのリアウイングは、ストレートでペースを上げた際に水平に“曲がる”とされており、ドラッグが低減することでトップスピードに影響を与えると考えられている。
過去数週間でこのウイングは議論となり、その結果、FIA(国際自動車連盟)は、F1フランスGP以降、パーツが合法であるかどうかをテストするための新しい措置を導入するが、今週末のF1アゼルバイジャンGPでは従来通りのテストが行われる。F1スペインGPでレッドブル・ホンダが1周あたり0.3秒のアドバンテージを得ていると語っていたルイス・ハミルトンは、2.2kmのロングストレートを誇るバクー・シティ・サーキットでは、そのタイムアドバンテージはさらに拡大すると考えている。それでも、ルイス・ハミルトンは、F1アゼルバイジャンGPでは自分がコントロールできる要因に集中したと語る。「僕が何を考えたとしても、たいした違いはないと思う」と語った。「それを見出しにしたいとは思っていない。それについて聞いたし、話したけど、彼らは今週末に与えられたテストに合格したというのが事実だ」「もちろん、それはストレートでアドバンテージになるし、良いタイムを与えることができるだろうけど、我々はとにかく今持っているものでできる限りベストを尽くすだけだし、この類のことをどのように測定するかという点で、今後はより良くなることを願っている」