メルセデスF1のルイス・ハミルトンは4月20日(火)、2022年のF1世界選手権で導入されるピレリの18インチタイヤをテストした。F1エミリア・ロマーニャGPで珍しいミスから挽回してマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位でレースを終えてから2日後、7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンはイモラ・サーキットでピレリの18インチF1タイヤのプロトタイプを初めて味わった最新のドライバーとなった。
ルイス・ハミルトンは、火曜日に130周を走破。水曜日にはチームメイトのバルテリ・ボッタスがテストを引き継ぐ。元々は今シーズンに導入が予定されていた18インチタイヤだが、新型コロナウイルスの発生によるコスト削減の理由で新レギュレーションが2022年まで延期されたことで、同じように来年まで導入は延期された。2022年の導入に先立ち、全10チーム中、ウィリアムズを除く9チームが18インチタイヤのテストを予定している。18インチのF1タイヤのプログラムは、今年2月にスペインのヘレスでフェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツがテストプログラムをスタート。2月の開幕戦後に2回目のテストを実施し、その後、アルピーヌF1のエステバン・オコンとフェルナンド・アロンソもテストを実施している。アウピーヌ、レッドブル、アルファロメオは、5月のF1スペインGP後にバルセロナでテストを実施し、同じ月にメルセデスはポール・リカールで雨用タイヤのテストを予定している。