7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、F1での長いキャリアのなかで、セバスチャン・ベッテルとのライバル関係が最も印象に残っていると振り返った。ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルは、2010年と2012年にそれぞれマクラーレンとレッドブルでタイトル争いを繰り広げ、セバスチャン・ベッテルはその両方の争いに勝ってタイトルを4連覇した。
二人のライバル関係は、2017年に改正されたレギュレーションの下で再熱し、それぞれメルセデスとフェラーリにチームを変えたなかで、ルイス・ハミルトンは2017年と2018年の厳しい戦いに勝った。だが、セバスチャン・ベッテルとフェラーリが競争力を失うなか、二人のライバル関係は衰退し、1位と2位でフィニッシュしたのは2019年10月が最後となっている。ルイス・ハミルトンは「本当に苦い記憶もあるけど、僕とセブのバトルは今まで僕のお気に入りだと言えるね」とセバスチャン・ベッテルと一緒に参加したF1エミリア・ロマーニャGPの記者会見で語った。「今日、僕たちがいる場所がどれくらい厳しいものかは分かっている。信じれられないようなドライバーであるだけでなく、4回のワールドチャンピオンであるセブという素晴らしい男とレースをしていた。僕たちは当時別のチームでレースをしていた。彼は当時はとても強いフェラーリにいた」「その間、集中力を維持し、週末ごとに結果を出すために、僕たち二人は多くの時間を費やした。それは僕たちにとって困難な時期だったけど、僕たちの間のリスペクトは非常に大きいことも、私たちを近づけたのかもしれない」「今は違う。マックス(フェルスタッペン)とレースをする場合、彼にはセブのようなバックグラウンドはないけど、彼には明らかに将来のチャンピオンになるチャンスがある」「それが今なのか後になるかは、最終的にはチームと僕が行う仕事に依存する」F1バーレーンGPを終え、ルイス・ハミルトンは現在、マックス・フェルスタッペンに対して7ポイントのアドバンテージを持っている。「僕たちは2戦目を迎えるだけなので、実際に僕たちの先に何があるかを推測したりすることはできない」とルイス・ハミルトンは語った。「ファンのために興奮している。特にファンのために可能な限り最高のエンターテインメントが必要なときなので、すべてのレースで彼らを沸かせられることを願っている」
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