F1イタリアGPの予選でもペースを支配したメルセデスF1のルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスは、“パーティモード”禁止についてレッドブル・ホンダを皮肉った。FIA(国際自動車連盟)は、F1イタリアGPに先立ってエンジンモードの使用を制限する新しい技術指令(TD / 037-20)を発令。F1チームは、予選とレースで同じICEモードを使用する必要がある。
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルセデスの予選におけるアドバンテージは“極端”で“競争を歪めている”として、FIAにパーティモードを禁止するよう圧力をかけたと明かしている。だが、ルイス・ハミルトンはモンツァのコースレコードを更新するラップタイムで再びポールポジションを獲得。バルテリ・ボッタスも2番手に続き、非メルセデスのマシンに0.8秒以上の差をつけ、パーティモードがなくても十分すぎるほどのペースがあることを証明した。一方、レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが5番手、アレクサンダー・アルボンが9番手に沈んだ。この結果はメルセデスの両方ドライバーを楽しませたようだ。「チームとして僕たちが持っているロングランのペースは強いと思う」とバルテリ・ボッタスは予選後の記者会見で語った。「モードに関するエンジンレギュレーションが変更されたことで、僕たちにとってレースは以前よりもさらに良くなるだろう。良いことかもしれないね」「レッドブルが今回のエンジン(レギュレーション)変更にどれほど満足しているかはわからないけどね」ルイス・ハミルトンは「他の誰かが作り上げたものだ。僕たちがスパでそのモードを使用したかどうかさえ誰もわかっていないよね」と付け加えた。関連:レッドブルF1首脳 「メルセデスのパーティモード禁止に圧力をかけた」
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