メルセデスのルイス・ハミルトンは、夏休み後に3連勝と波に乗るフェラーリのパフォーマンスを心配しても仕方がないと語る。F1シンガポールGPでは、セバスチャン・ベッテルが13か月ぶりに勝利を果たした一方で、ルイス・ハミルトンは2018年のF1中国GP以来となる3戦連続未勝利という現実を突きつけられた。
F1シンガポールGP後には、フェラーリの方がメルセデスよりもハングリーだと発言し、チームに奮起を求めている。「正直なところ、心配しても意味はない。なるようにしかならないしね」とルイス・ハミルトンは語る。「でも、過去3戦について話せば、僕たちは週末に100%を発揮できなかったかもしれない。僕たちは最大限を引き出すことに立ち返る必要がある。それが小さな違いを生むことになるかもしれないし、私たちがちょっと先を行くのか、もっと差を広げられるかもしれない。誰にもわからないことだ。でも、僕たちはそれを目標にスタートしていく」「当然、すべてをチームにそのすべてを押し付けるつもりはない。協力すれば、より良い仕事ができると思っている。僕は間違いなく、クルマからもう少し絞り出すことを手伝うことができるし、自分自身からもう少し絞り出せると思う。僕はまだ完璧なラップをしてたことがないし、予選でもっと完璧なラップができる可能性だってある。その微妙な違いを生むことができる」F1ロシアGPが開催されるソチ・オートドロームは、メルセデスが2014年以来、無敗を続けている。だが、フェラーリがローダウンフォースのスパとモンツァ、ハイダウンフォースのシンガポールの両方で勝利したことで、ルイス・ハミルトンは今週末のメルセデスのチャンスについて悲観的になっているかもしれない。「ソチにはほぼ2kmのストレートがある。フェラーリがストレートでどれだけ速いかはわかっている。過去2戦を見れば、僕たちは追いつくことができていないし、遅れをとっている」「フェラーリが先頭に立てば、モンツァのようになる可能性がある。彼らについていくだけで、ストレートに到達すると、DRSがあっても彼らは前に留まる。でも、もちろん、僕たちは挑戦し続ける。最後の3レースで負けた部分はほぼ予選だと思うので、そこ改善しようとする必要がある」