メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1ハンガリーGPでのレッドブル・ホンダのパフォーマンスを警戒している。開幕から8連勝を飾ったメルセデスは、今年のチャンピオンシップを改善に支配するものと考えられてきたが、過去3大会ではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2勝を挙げており、レッドブルのシャシーとホンダのF1エンジンは明確な進歩を果たしている。
F1ハンガリーGPの舞台となるハンガロリンクは、低速コーナーが特徴的なサーキット。これまではコーナーリングマシンであるレッドブルが得意としてきた。マックス・フェルスタッペンがF1ワールドチャンピオン争いに絡んでくる可能性について質問されたルイス・ハミルトンは「時が経てばわかるだろう」とコメント。「マックスは素晴らしい仕事をしているし、レッドブルも本当に素晴らしい仕事をしている。それについては疑いはない。彼らは総合的にだんだんキャッチアップしてきているし、ハンガロリンクでも彼らが速さを示してくると考えている」「リーダーの座を守る立場よりも、追いかける方が楽なのは確かだ。とは言え、彼らが前進を果たしているのを見るのは嬉しことだね」「僕たちは競争することを望んでいる。どのような条件であれ、僕たちは常に戦う準備はできている」だが、レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、メルセデスは昨年まで弱点といていた低速コーナーを今では強みに変えており、F1ハンガリーGPの優勝候補はメルセデスだと語っている。レッドブル・ホンダは、F1ハンガリーGPの週末を優勝候補として迎えることになるかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「ハンガロリンクは楽しみにしているトラックだ」とコメント。「だが、メルセデスの低速コーナーのパフォーマンスはかなり強大であり、彼らが厳しい競争相手になると思っている」