メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1の1000回目のグランプリとなったF1中国GPで優勝。“1000戦目のウイナー”としてF1史に名を残すことになった。2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンは、スタートでバルテリ・ボッタスの前に出てからはレースを支配。快適なレース展開で通算75勝目を挙げた。
また、バルテリ・ボッタスが2位でフィニッシュしたことで、メルセデスは開幕から3戦連続で1-2フィニッシュを達成。これはウィリアムズが1992年に達成して以来、実に27年ぶりの記録となる。「全てが順調な週末ではなかったけど、チームにとって本当に素晴らしいリザルトだ」とルイス・ハミルトンはコメント。「全員がこのために本当に頑張ってくれた。来る前は自分たちがフェラーリにどこまで対抗できるかはっきりとはわからなかった。バーレーンの彼らはあまりにも速かったからね。バルテリはこの週末ずっと速くかったし、今日も素晴らしい仕事をした。一緒に1-2を達成できるなんて本当にスペシャルな1000回目のグランプリだ」それでも、ルイス・ハミルトンは、自己満足やチャンピオンシップについての余裕は感じいていないと語り、フェラーリを変わらずに脅威に感じていると述べた。「チームとして僕たちが先走ることはないし、当然だけど、集中して仕事を続けていくつもりだ」とルイス・ハミルトンはコメント。「また接戦になった。レッドブル勢が今日、もしくは今週末どうなっていたのかはわからないけど、フェラーリがそこにいたのはわかっている。今後、彼らにより適している可能性があるレースがあると思う。誰にもわからない」「メルボルンで彼らに欠点があるとは予想していなかったし、前回のレースでもそうだった。今週末もアドバテージがあるとは思っていなかった。まだ宙に浮いている」「最終的に僕たちはチームとして一致団結してパフォーマンスを発揮できたと思うし、それが週末に本当に成果を挙げた。僕たちはこれを続けていかなければならない」メルセデスは、ロングストレートのある上海ではトップスピードで勝るフェラーリが優位だと考えていたが、コーナーでその不足分を補うことに成功した。「彼らがなぜそれほど速くなかったのかについて詳しくは調べていない」とルイス・ハミルトンは語る。「彼らはストレートで速かったし、全体的にストレートでコンマ4秒くらいのゲインを得ていた。でも、彼らはコーナーで失っていた」「彼らがあの戦略をどれくらい長く続けるのかを見るのは興味深い。いくつかの場所では素晴らしい結果を生むだろうけど、次のレースはその点で彼らにとって本当に良いものになるだろう。でも、それ以外ではそれほどでもないかもしれない」メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフも、フェラーリはストレートで速いままだと繰り返す。「これほどコントロールされた形で1000戦目を制することができたのは素晴らしいことだ。本当に特別な勝利であり、チームの全員がこの結果に満足している」とトト・ヴォルフはコメント。「ロングランのシミュレーションを考えれば、これほどシンプルなレースになるとは思っていなかったし、フェラーリに対するアドバンテージはちょっとしたサプライズだった」「それでも、彼らはストレートで非常に速かった、それが単純にパワーによるものなのかどうかはわからない。我々のマシンが彼らよりも少しドラッギーなのかもしれないが、ストレートでのパフォーマンスについては作業を続けていかなければならない」「ダブルピットストップでマシンがスタックする可能性があったのはリスキーな瞬間だった。レースをリードしているときはすべてを失うかもしれないからね。それでも、どちらかが早く入っていたとしたらポジションを失うかもしれないと考えた。我々のプランが完璧にはまったし、絶妙のピットストップだったのはチームが素晴らしい仕事のおかげだ」「今日のルイスは強力なスタートを決めて以降はレースをしっかりとコントロールしていた。ポールを取って勝つスピードもあったバルテリは当然満足していないだろうが、スタートが決め手となった」「バクーはまた新たな戦いだ。非常に長いロングストレートがあり、次もパワーとドラッグレベルが必要になる。優勝を争えることを期待しているし、楽しみにしている」F1中国GP 動画OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "J0bGRtaDE6yoR1ETQixWVzk5weLlV7wF");});関連:F1中国GP 結果:ルイス・ハミルトンが1000回目の記念レースを制す