F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンとMotoGPのスターであるバレンティーノ・ロッシが、今年F1マシンとMotoGPマシンを交換して走行することが実現するかもしれない。ルイス・ハミルトンは、自分がMotoGPのファンであることを明らかにしており、昨年、オートバイブランドのMVオーガスタのアンバサダーに就任。コラボレーションモデル『F4 LH44』が世界限定44台で発売されている。
また、昨年12月には世界スーパーバイク選手権に参戦するヤマハのワークスチームのバイクをヘレス・サーキットでテストしている。MotoGPマシンでの走行についてルイス・ハミルトンは「100%乗ってみたい。そのために訓練している」とコメント。「僕にはもっと日数が必要だ。なによりコースで2日半の日数しかなかったからね。でも、最終的にMotoGPバイクを試してみたいと思っている。それが夢だ」ルイス・ハミルトンは、今週末のMotoGPの開幕戦カタールGPでメルセデスのメインパートナーであるペトロナスの特別ゲストとしてパドックとピットを訪れた。「MotoGPは全週末見ている。グランプリ週末のときでさえ、予選の前後にミーティングから飛び出してみているし、ここで予選を見ることができる」とルイス・ハミルトンは語った。以前、ルイス・ハミルトンは、自身のヒーローであり、インスピレーションのうちの1つとして、MotoGPの“史上最高”として広く称賛されている7回のMotoGPチャンピオンのバレンティーノ・ロッシの名前を挙げていたが、お互いにF1マシンとMotoGPマシンを走らせることは実現していなかった。しかし、今年からバレンティーノ・ロッシが所属するヤマハチームのタイトルスポンサーとしてもエネルギー飲料会社のモンスターエナジーが就任。モンスターエナジーはルイス・ハミルトンとバレンティーノ・ロッシの両方のパーオナルスポンサーも務めている。ヤマハの広報担当は「その可能性は何年もの間検討されています。ですが、我々はそれを実現することができませんでした」とコメント。「今回は実現できるかどうか検討しています。ですが、今のところはまだ何も決定してしていません」しかし、ヤマハもメルセデスも積極的なチャンピオンシップにスターを不必要なリスクにさらすことを望まないため、ルイス・ハミルトンとバレンティーノ・ロッシとのシート交換が行われるのは最短でも12月になると考えられている。噂では二人の契約が危険なレクリエーション活動に関してそれほど厳しくなくなるアブダビGPの直後にヤス・マリーナ・サーキットで実現するかもしれないとされている。バレンティーノ・ロッシの元ヤマハチームメイトであるホルヘ・ロレンソは、2016年にシルバーストンでメルセデスF1カーを運転する機会を得ている。しかし、ロレンソはその後スポンサーをレッドブルに変え、2019年にホンダワークスチームに移籍している。
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