ルイス・ハミルトンは、メルセデスの2019年F1マシン『W10』は“昨年と比べてかなり異なるフィーリング”だと述べ、テスト初日は純粋に新車に慣れることに焦点を当てたと語る。メルセデスは、午前中にバルテリ・ボッタスが69周、午後にルイス・ハミルトンが81周とトータルで150周を走行。169周を走行したフェラーリに次いで2番手に多い周回数を重ねた。
メルセデス W10は、昨年モデルの弱点だったリアタイヤに優しいマシンに仕上げるためにサスペンションと空力特性に焦点が当てられた。ルイス・ハミルトンは、新車W10のフィーリングは、昨年タイトルを獲得したW09とは著しく異なるが、トラブルフリーの一日で進歩をもたらせたことに満足できたと語る。「クルマに戻れてよかったし、クルマがスムーズに走っているのを見るのは素晴らしいことだ」とルイス・ハミルトンはコメント。「去年と比較して感触はかなり異なっているし、今はそこを把握し、バランスを理解し、僕たちが取り組んでいくための特性を理解しようとしているところだ」「ポジティブな初日だったし、走行プランを完了させることができた。新車について学ぶことはたくさんあるし、僕たちはそこに取り組んでいく」メルセデスの技術責任者を務めるジェームス・アリソンは「走行初日は2019年タイヤがどのように機能するのか、それにセットアップ変更に対するクルマの方法を知ることにかなりの時間を費やすことができた」とコメント。「今日は絶対的なペースは重要ではなかった。我々はクルマのハンドリングや挙動にはそれなりに満足している」メルセデスは、バルテリ・ボッタスがトップのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)から1.966秒差の8番手、ルイス・ハミルトンが1.974秒差の9番手タイム。いずれもミディアムタイヤに相当するC2での走行だった。関連:F1バルセロナテスト 1日目 結果 | セバスチャン・ベッテルがトップタイム