ルイス・ハミルトンは、2019年にフェラーリに移籍するとの報道を自らの口で否定した。F1イギリスGPの週末、Daily Mail は、ルイス・ハミルトンがF1キャリアをフェラーリで終えるという夢に友人に打ち明けたとし、2019年にセバスチャン・ベッテルとシートを交換する可能性があると報じた。ルイス・ハミルトンとメルセデスの契約は2018年末に期限を迎える。一方のセバスチャン・ベッテルは今シーズン末でフェラーリとの契約が期限を迎える。
しかし、シルバーストンでファンからフェラーリに移籍するのかと質問しされたルイス・ハミルトンは「そのような計画ない」と答えた。「僕は、このスポーツを始めた時にどうしても達成したいことがあった。それは2つの違うチームで走り、2つの違うチームで勝つことだった。よく『君はマクラーレンでは勝てたが、他のチームでも勝てるか?』と言われることがあったからね。だから、それを達成できて嬉しく思っている」「僕はフェラーリの大ファンだし、彼らは素晴らしいなチームだ。でも、僕は自分のいる場所を愛している。非常に素晴らしい雰囲気のチームだし、たった2台のクルマを造るためにおよそ1800人が働いている。それはかなり驚異的なことだ。僕はこの環境も仕事も本当に気に入っている。メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、メルセデスがルイス・ハミルトンに残留を決意させられるだけの仕事を果たしていると確信している。「誰がフェラーリとルイスについて話をしているのかわからない」とトト・ヴォルフはコメント。「チーム内にいないのは確かであり、彼自身でもない。彼が言っていたのは、我々全員と同じようにフェラーリファンであり、全てのドライバーがそこで走ることを夢見ているということだ」「彼は非常に良い場所にいる。彼は現時点で速いクルマをドライブしている。それはメルセデスだ。彼は素晴らしい走りをしているが、そうするにはそれができるクルマも必要だ」「我々はあと1年半の契約がある。チーム内には最高のダイナミクスがあるし、外で話される全てのことは私にはまったく関連性のないことだ」「非常に厳しいチャンピオンシップではあるが、我々は本当に良い関係を築いており、将来について話をしているし、週末に集中している」レース後の記者会見で、ルイス・ハミルトンは今年のチャンピオンシップだけに集中していると語り、自身の長期計画についてはシーズン後に再検討すると述べた。 「契約とかもろもろのことに関しては、今から6カ月後にどうなるかなんて本当のことは何も言えない」とルイス・ハミルトンはコメント。「とにかく今はドライビングを楽しんでいる。クリスマス頃に自分がどんな気持ちでいるかはわからないという意味だ。できれば4度目のタイトルを獲得していい気分で過ごしていたい」 「でも、たとえタイトルをもう1つ獲得したからといって、『そろそろグローブを置く頃合かもしれない』ということには決してならない」「僕はいつだってもっと勝利を手にしたいと望むだろう。たとえ本当に辞める時がきたとしても、僕の中の何かはもっと先のことを望むはずだ」「今は目の前のことに集中して、その4度目を手に入れたい」
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