メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンと最近の彼の振る舞いについて“手短”に話したことを認めた。F1日本GPの記者会見中、ルイス・ハミルトンはスナップチャットに写真を投稿するなどの“スマホいじり”が論争を巻き起こした。トト・ヴォルフは、ハミルトンがレースに集中できるように少し言葉は交わしたが、“校長先生との話し合い”のようなものではなかったと強調した。
F1アメリカGPのフリー走行終了後のチーム代表記者会見に出席したトト・ヴォルフは「このような局面でドライバーが直面している重圧について、我々全員が過小評価していると思う」とコメント。「残り数戦になると、各GPの結果がシーズンを左右するため、彼らには大きな重圧がかかっている。ルイスはそれを感じており、チームに対してとても敏感になっている」「彼はマシンでの仕事がある一方で、マシンの外でも別の仕事があることをわかっている。勝利を失っマレーシアGPの直後だったため、日本GPは彼にとってかなりナーバスな週末だった」トト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンが“世界的なスーパースターであり、あらゆる意味で並外れた人間”だとし、短気な気性であることを承知の上で扱わなければならないと付け加えた。「それも含めてルイスだ。日本GPの時のように判断を誤ることもあるが、決してチームの誰かを侮っているわけではない」「実際の彼は非常に思慮深い男だ。私はありのままの彼を受け入れている。それに彼はしっかりとした心根の持ち主だと思う」