ルイス・ハミルトンの弟ニコラス・ハミルトンは、2015年にレースに戻ることを望んでいると明かした。障害を持つドライバーとして初めてBTCC(イギリス・ツーリングカー選手権)でレースすることを希望している。 脳性麻痺を持って生まれたニコラス・ハミルトンは、2011年にBTCCのサポートシリーズであるルノー・クリオ・カップで特別仕様のマシンでレースデビューを果たした。
2011年と2012年に16レースを戦ったニコラス・ハミルトンは、昨年ヨーロッパ・ツーリングカー選手権で有望なスタートを切ったが、シーズンが終了する前に撤退を余儀なくされた。ニコラス・ハミルトンは「今年は本当に厳しかった。2013年にヨーロッパ・ツーリングカー選手権で有望なスタートを切って、自分がコンペティティブなドライバーだということを証明したのに、その後はレースできていない」と自身の公式サイトにコメント。「でも、それがレースだ。それでも、僕は先のことを考えているし、数カ月間、僕のキャリアにとって何がベストかを考えた。僕は心を踊らせながら2015年にダンロップMSAイギリス・ツーリングカー選手権で戦いたいという野心を発表する」 また、Twitterでもニコラス・ハミルトンは「2015年にBTCCで戦う野心を発表できて誇りに思う。刺激を与え、予想を上回りたい」と投稿。兄でああるルイス・ハミルトンは、この発表の直後にツイッターで「限界の向こうを求める旅で僕やたくさんの人達にインスピレーションを与えてくれる弟に大きなエールを! 君がすごく誇らし!」とサポートの姿勢を示した。