ルイス・ハミルトンは、過去2レースで、チームメイトでありチャンピオンシップリーダーのニコ・ロズベルグを射的圏内に巻き返すことができたことで運が変わってきていると感じている。夏休み前の2連戦、F1ドイツGPではブレーキトラブルにより後方グリッド、F1ハンガリーGPでは燃料漏れにいってピットレーンからのスタートを強いられたルイス・ハミルトン。さらにハンガロリンクではレースが始まってすぐに2コーナーでスピンを喫したが、ニコ・ロズベルグより前でフィニッシュしただけでなく、表彰台にまで上った。
「今年一番の幸運は前回のブダペストのレースだね。1周目でウォールにマシンをぶつけてもダメージがなかった」とルイス・ハミルトンはコメント。「これで僕の運の変っていってくれることを願っている。夏休み前の2つのグランプリ週末で2度も表彰台に上る走りができたことは本当に満足しているし、それ以上に、今年のチャンピオンシップのチャンスがまだあることがさらに笑顔にしてくれる」現在、ニコ・ロズベルグに11ポイント差をつけられているルイス・ハミルトンは、後方からの追い上げるというチャレンジを楽しんでいるとも明かしている。「過去数戦は僕にとってダメージを最小限に抑えるレースだったし、今シーズンは難しい週末が何度かあった。でも、正直、今振り返ってみると、これ以上ない形で進んでいると思う。もっと楽だったらと思うこともあるけれど、僕はチャレンジが好きだし、戦うことが大好きなんだ」「自分に何ができるかを示せるほど楽な時ではない。逆境の時と言っていい。今年、経験しているタフな出来事で自分が強くなっているように感じている。その強さをしっかりと見せられことを願っている」また、ルイス・ハミルトンは、クルマに影響を及ぼす信頼性のトラブルが継続することはないとし、メルセデスの対処法を見てさらにモチベーションが高まっていると語った。「とにかく、僕たちは信頼性に取り組まなければならないし、ファクトリーの全員にとってもそれがプライオリティだということもわかっている。でも、特にドイツとハンガリーの2週間を通して、全員が本当に頑張ってくれたし、そのことは言っておかなければならない。本当に頑張ってくれた」 「信頼性の問題が発生すると、関わっている全員にとってタフだ。全員が長時間のハードワークを頑張ってきたのに、そこでそのような問題が起きれば、僕と同じくらい彼らも傷ついている。そこからまたクルマを仕上げ直して、僕を送り出す。諦めないし、希望も捨てない。みんながやってれたことにはどれだけお礼を言っても感謝しきれない。今年の僕のやる気の源だ」 「まだ先はとても長い。僕もみんな、アブダビのチェッカーが振られる最後の最後までプッシュし続ける。スパではこれまで以上に強くなって戻ってくるつもりだ」
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