F1ドイツGPの予選Q1でのブレーキ故障により16番手に沈んだルイス・ハミルトンは、日曜日の勝利はほぼニコ・ロズベルグのものだと考えている。Q1でタイムシートにいたルイス・ハミルトンは、ターン9で激しくクラッシュ。後にメルセデスは、右フロントのブレーキディスクの故障であることを明らかにしている。
F1オーストラリアGPとF1カナダGPでのリタイアでタイトル争いが阻害されたルイス・ハミルトンは、前戦F1イギリスGPではニコ・ロズベルグにリタイアがあったとは言え、日曜日のレースではまた厳しい状況に直面すると考えている。「ニコはまたギフトを得たね。でも、僕たちは明日出来る限りのことをやるつもりだ」とルイス・ハミルトンはコメント。「何か考えつくだろう。レースはまだたくさんある。当然、こんなことは信じられないけれど、こういうことはトライするために僕たちに起こるんだ。僕たちはセットアップでこんなにも素晴らしい仕事をしたし、ファンタスティックだと感じていた。それに僕は5周もしていないんだからね!」かなりの勢いでタイヤバリアに突っ込んだルイス・ハミルトンだが、レースに向けて体調は問題ないと主張した。 「少し痛いけれど、あのようなクラッシュのときにはそれが普通だ。30Gかそれくらいだと彼らは言っていたと思う。どこかが損傷していたとしても、僕はそれでもレースするよ」 「かなりびっくりした。あっという間の出来事だった。走っているときはクルマを100%信頼しているし、何かが起こるなんてまったく思わずにコーナーへ向かう。だから、ブレーキペダルを踏んだときは本当にショックだった」 メルセデスの両ドライバーはそれぞれの好みに合わせて異なるブレーキを使用している。ルイス・ハミルトンはブレンボ、ニコ・ロズベルグはカーボン・インダストリーを選んでいる。メルセデスのテクニカル部門エクゼクティブディレクターであるパディ・ロウは、そのことがニコ・ロズベルグのクルマにも同様の問題が起こる可能性を抑えていたと述べた。「カーボンマテリアルの構造的な問題だった。今年は我々のクルマだけではなく、グリッドにつく他のマシンにも、ブレンボのマテリアルでこういったことが起こった経歴がある。ニコはカーボン・インダストリーのマテリアルを使用している。ルイスのブレーキは予選で新しくしていたが、それはブレーキに負荷がかかるサーキットでは普通のことだ」 「クルマにはやることがたくさんある。今夜は忙しくなるだろう。ルイスを明日のレースに向けて最高の形で送り出したいし、彼を先頭に戻すことができるか見てみよう」関連:F1ドイツGP 予選:ニコ・ロズベルグがポールポジション
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