ルイス・ハミルトンは、F1バーレーンGPでのニコ・ロズベルグとのバトルで、初めてカートで出会ったときにロズベルグを負かしたときのことを思い出したと述べた。F1バーレーンGPの41周目にセーフティカーが出動した際、ルイス・ハミルトンはニコロズベルグに約9秒の差をつけていた。このタイミングでメルセデスは両ドライバーをピットに入れ、最終スティントのためにフレッシュタイヤを投入した。
ミディアムに交換したルイス・ハミルトンは、ニコ・ロズベルグがソフトタイヤを装着したことを知って、2連勝するチャンスは消え失せたと思ったと述べた。「セーフティカーが出たとき、僕は十分なリードを築いていた。セーフティカーがなければ十分なリードだったと思う。すぐに『クソっ、彼はオプションで僕はプライムだ。彼を抑えるには奇跡が必要だ』と思ったよ」「2つのタイヤ間には0.6秒の違いがあったし、彼にはかなりのグリップがあった。パワーを使って自分のクルマのポジション取りをしていたし、僕のキャリアの中でも一番計算されたレースだったように感じた」「彼はバックストレートで僕に追いて、最終コーナーで僕に張り付くことができる。彼はDRSによって時速10〜12kmを得ていた。彼に抜かれてしまうのを受け入れなければならないような状況だったけれど、インサイドにいかせないようにブロックする。少しインサイドに振って、彼にそう思わせおいて、戻って彼が来るのを受け入れつつ、毎回必ず取り戻せるようにしていた。毎回そうできたかはわからないけど、とにかく必死だったよ!」 「僕たち2人とも限界だったと思うし、そのような状況のときにはリスクが増すものだ。もしかしたら次のときは少し戻すかもしれない。でも、今日はそうはさせなかった。彼は100%を出しているんので、僕が95%にするわけにはいかない。彼は素晴らしい走りをしたし、フェアだった。僕もそうだと思いたい。接戦だったけど、お互いのレースにダメージを与えなかった。チームは僕たちを信頼してくれたし、それは素晴らしいことだった」「僕は2度目のとても大きなレースのためにイタリアに向かった。ニコはすでにそこでスーパースターだった」とルイス・ハミルトンはコメント。「彼はCRGのリードドライバーで、僕はマクラーレンを通じてトップレベルで走る機会を得ていた」「ニコはそのレースをリードしていて、僕は2番手だった。僕は他の全員から抜け出すために、彼をプッシュした。ファイナルラップで僕は彼をオーバーテイクしてレースに勝った。信じられないくらい素晴らしかったよ!」 「それが僕たちの関係とレーシングキャリアの始まりだったと思う。でも、今日は彼にやり返されるんじゃないかと考えていた。僕がずっとリードして、最後の最後でしっぺ返しを受けるのではないかとね。なので、彼を抑えるために、とにかくあらゆる手を尽くした」