ルイス・ハミルトンは、F1カナダGPを前に熱を帯びているメルセデスとピレリの“テストゲート”騒動は無視していると述べた。メルセデスは、ピレリとバルセロナで実施した3日間のテストで2013年マシンを走らせたことが規約違反の可能性があり、国際法廷に召喚されている。だが、ルイス・ハミルトンは、騒動のことは考えずにカナダでのレースに準備していると述べた。
「正直、そこには集中していない」とルイス・ハミルトンは主張。「今回のグランプリに準備することに集中してきたし、今日それについて初めて聞いた。その件に関してはまだ読んでいない」テストゲート騒動によってメルセデスの気が散ることはないかと質問されたルイス・ハミルトンは「いいや。チームの重要な人々が適切な方法でそれに対処している」とコメント。ルイス・ハミルトンが、自らが国際法廷に出廷しなければならないとは思っていない。「そうなるとは思わない。僕はそこにいたし、以前のマクラーレンでもそうだった。でも、僕が関与する必要はないと思う」ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグには、メルセデスはライバルの反感を買う可能性があるにも関わらず、なぜテストドライバーではなく、レースドライバーを起用したのかという質問が投げかけられた。ニコ・ロズベルグは、サードドライバーのサム・バートは、2013年の走行が不足しているので、ピレリにとっては現役のレースドライバーが参加することが重要だと述べた。「チームが決定したことだし、より代表的なドライバーがクルマに乗った方がピレリにとっても良かったと思う」とニコ・ロズベルグはコメント。「サムはあまり走っていないので、彼はペースを得ることはできない」「その週末のグランプリの経験のある僕たちが乗って走ることがピレリにとっては利点だった」関連:メルセデスのタイヤテスト問題、国際法廷での審理が確定