ハースF1チームの小松礼雄は、2026年F1バルセロナ・シェイクダウンを終え、チーム全体の対応力と学習量に手応えを示した。信頼性トラブルに見舞われながらも、最終的に合計391周を走破。メルセデスとフェラーリに次ぐ走行距離を記録し、新レギュレーション初年度としては収穫の多いテストとなった。シェイクダウン序盤、VF-26は信頼性の問題により走行時間を失ったが、木曜に新パーツが空輸で到着。
夜通しの作業を経て、金曜朝9時から予定通りのプログラムを再開し、最終日にはオリバー・ベアマンが100周超を走行。チームは一気に周回数を積み上げた。「水曜に信頼性の問題がありましたが、チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれました」「パーツの到着は遅かったのですが、木曜の夜から深夜にかけての準備は見事でした」「金曜は計画通りに走ることができ、多くを学べました。本当に満足しています」と小松礼雄は振り返った今回の段階で重要だったのは、ラップタイムそのものではなく、マシンへの理解を深めることだった。2026年はパワーユニットとシャシーの双方が大きく刷新され、学習曲線は極めて急だ。「新レギュレーションでは、パフォーマンスの引き出し方や、予選一周の一貫性、ロングランでの安定性まで、すべてが大きく変わっています」「我々は走るたびに多くを学んでいますし、それが次のテストに向けて、より良い立ち位置を与えてくれると思います」安定性の向上とドライバーの手応えマシンの挙動についても、小松礼雄は前進を感じているという。オリバー・ベアマンとエステバン・オコンのフィードバックが、開発作業を後押ししている。「クルマは、より一貫した作動ウインドウで走れるようになってきました」「ドライバーたちは、次に何をすべきか、どう改善すればいいのかを感じ取れる状態にあります」2026年F1特有のエネルギーマネジメントさらに小松礼雄は、2026年F1レギュレーションで最大の課題となるエネルギーマネジメントについても言及した。「明らかに、我々は非常に多くの電気エネルギーを使おう、展開しようとしていますが、実際に回収できる量、リカバリーできる量は本当に十分ではありません」「これが、非常にシンプルなメッセージだと思っています」「そのため、エネルギーをいかにうまく回収するか、そして回収したエネルギーを無駄にしないことが非常に重要になります。正しく展開できるようにするためです」「例えばアウトラップや、レース中の特定の区間でエネルギーを無駄にしてしまうと、肝心なところで展開するためのエネルギーが残っていません」「限られた回収エネルギーをどう最大限に活用するかという点で、すべてのチームが非常に厳しい状況に置かれています」「これが過去数年との最大の違いで、ひとつ間違えることのペナルティが非常に大きいのです」次は分析とバーレーンへハースF1チームは、2月11〜13日に行われるバーレーンでのプレシーズンテストに向け、これから本格的な分析フェーズに入る。「非常に多くのデータがあります」「空力はまったく新しい特性ですし、パワーユニット側にもやるべき作業は多いです」「それでも、我々は確実に前進しています」