ハースF1チームの代表である小松礼雄は、トヨタとの新たなF1パートナーシップは、エステバン・オコンをチームに加入させる説得材料ではなかったと明かした。ハースは10月11日(金)、トヨタと技術提携を結んだことを発表した。これにより、トヨタのエンブレムが2009年以来初めてF1に復帰することになる。この契約の一環として、ハースはトヨタのケルン風洞、空力に関する専門知識、設計・製造能力を活用することができるようになる。
トヨタの暫定的な復帰により、同社はバンバリーの拠点にハースF1チームにシミュレーターを提供し、F1の最新チームが引き続き順位を上げていくことを目指すことになる。ハースがトヨタと提携したのは、来シーズン、フェラーリの有望株オリバー・ベアマンがエステバン・オコンのパートナーとなり、チームがドライバーラインナップの見直しを準備している中でのことだ。アルピーヌとの長い関係を終えてハースに移籍するオコンは、エンストンを拠点とするチームでの小松礼雄との関係が彼の選択に影響を与えたと述べた。「もちろん、僕はアヤオと長い付き合いがある。彼はF1で僕の最初のレースエンジニアであり、彼らがどこに向かいたいのかという彼の計画について僕を納得させてくれた」「僕も彼らと同じ目標を持っているので、ついにチームを組むことができるのは素晴らしいことだ」エステバン・オコンは2025年にハースに移籍する。ハース、オコンとの会談で約束を避けたしかし、小松礼雄は、その時点で確定していない保証を避けたかったため、オコンとの会談中にトヨタについて言及しなかったと述べた。エステバン・オコンへの売り込みにトヨタとの提携が関係していたかと問われると、小松礼雄は「特にありません」とメディアに語った。「私は彼に、チームを前進させ、いわば合理的な変化を起こすための開発計画があると言いました」「しかし、オーストリア頃にエステバンの契約を最終決定しようとしていた時点では、エステバンに何かを保証するには時期尚早でした」「エステバンに保証できないことを伝えたくなかったし、彼がそのことを理解した上で契約したのに、3か月後に『ごめん、実現できなかった』とは言えません」「彼は、このチームを前進させるビジョンがあるという理解のもと契約しました。私はこの技術的なパートナーシップについて具体的に言うのではなく、チームをどのように発展させていく計画なのかを彼に伝えました。すると彼はその考えに非常に賛同してくれました」
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