ハースF1チームの代表を務める小松礼雄は、2024年F1オーストラリアGPのダブル入賞を「言葉にならないほど嬉しい」と語った。日曜日にレッドブルリンクで開催されたF1オーストラリアGPで、ハースF1チームは、ニコ・ヒュルケンベルグが6位、ケビン・マグヌッセンが8位となり、ダブルポイントを獲得した。
ヒュルケンベルグはミディアムタイヤを履いて9番グリッドからスタートし、エステバン・オコンの脅威に耐え、シャルル・ルクレールがダメージでピットインしたためポジションを上げた。ヒュルケンベルグは11周目にハードタイヤに交換するためにピットインし、38周目に再びピットインしてハードタイヤを履いた。ヒュルケンベルグはランド・ノリスのリタイア後、レッドブルのセルジオ・ペレスをアンダーカットして6位まで順位を上げ、終盤はメキシコ人を抑え込み、ハースF1チームにとって2024年のベストフィニッシュを飾った。マグヌッセンはミディアムタイヤで12番手からスタートし、序盤で2~3順位を上げてトップ10圏内を走行。マグヌッセンも2ストップ戦略を実行し、10周目にハードタイヤに交換、38周目にもハードタイヤに交換して9位に浮上したが、ノリスのリタイアにより8位に浮上。RBのダニエル・リカルドを最終ラップまでかわし、8位を確保した。6位と8位はハースF1チームにとって今年最高の成績となり、チームは19ポイントでコンストラクターズ・チャンピオンシップの7位に浮上した。「チーム全員のことを心から嬉しく思います」と小松礼雄はコメント。「時には不運に見舞われることもありますが、今日は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。ニコとケビンの走りは良く、ピットストップも良く、すべてが最高でした。言葉になりません。全員がこの結果を出せたこと、そしてニコが実力でペレスに勝利したことが、とても嬉しいです。大きな成果です」ニコ・ヒュルケンベルグ(6位)「とんでもないレースだった。特に終盤はすごい激しさだった。最後の2周でペレスを後ろに抑えておくのは至難の業だった。彼は追い抜いてきたけど、ターン3で前に出させて、DRS使って再び前に出た。とても嬉しい。チームにとってはダブルポイント獲得となり、大いに役立った。予想外だった。素晴らしいチームパフォーマンスだ。これで、あらゆるタイプのコースで中団グループに食い込んで戦えることが証明された。本当に素晴らしいニュースだ」ケビン・マグヌッセン(8位)「スムーズな週末だった。2回の予選セッションでトラフィックもなく、レースでも2回のピットストップが上手くいった。戦略も完璧だった。これ以上望むことはない。シルバーストーンは難しいコースなので、この結果を当てにすることはできないけど、これでコンストラクターズ選手権で7位に返り咲くことができ、チーム全員にとって非常に嬉しいことだ」