小松礼雄がハースF1のチーム代表に就任したことを受け、元ハースF1のドライバーであるロマン・グロージュアンは喜びを表明したが、彼の元レースエンジニアは「大きな課題」に直面していると主張した。ハースF1チームは、2016年のF1参戦以来、チーム代表として指揮を執ってきたギュンター・シュタイナーを解任。エンジニアリング・ディレクターを務めていた小松礼雄はが後任としてチームを率いることになった。
ハースF1チームは、2023年F1シーズンで最下位に沈み、チームオーナーのジーン・ハースはシュタイナーと決別し、新たにスタートすることを決意した。以前ロータスでロマン・グロージャンのレースエンジニアを務め、2016年にグロージャンを追ってハースF1チームに移籍した小松礼雄は、過去8シーズンにわたってチームの中心人物であった。小松礼雄のチーム代表への昇格は、F1における彼の豊富な経験と専門知識が認められ、彼のキャリアにおける大きな進歩を意味する。47歳の小松礼雄のチーム代表就任はハースF1チームにとって新たな時代の到来を告げるものであり、チームは彼のリーダーシップの下で新たな章に乗り出す準備が整っている。グロージャンはインディカーのメディアデーで「僕もほとんどの人と同じようにニュースを見た。小松のことをとても嬉しく思う」とコメントした。「まず第一に、彼は僕のとても良い友人だ。181戦のF1(レース)のすべてで、彼が僕のマシンを何とかしてくれていたんだ」ロータス時代に小松礼雄と強い協力関係を築いたグロージャンは、ハースF1チームを成功へと導く日本人エンジニアの手腕に信頼を寄せているが、今後の道のりが楽だとは予想していない。「彼の子供たちは私の子供たちと同じ年なので、僕たちはとても仲がいい。彼のために嬉しく思っているよ」とグロージャンは付け加えた。「彼の前には大きな試練が待ち受けているし、彼のために興奮している」「何が起こったのかは知らない。あなた以上に詳しいことは知らない。でも、ギュンターの次の章での成功を祈っている。「彼は間違いなくたくさんのアイデアややるべきことを持っている男だが。でも、僕にとって一番大切なのは礼雄のことをとても嬉しく思っているということだ」