ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、2022年F1マシンの進捗は計画通りに進んでおり、今週、最初のクラッシュテストが計画されていると語った。今季、ハースF1は、2020年F1マシンをレギュレーションに合わせてアップデートしたのみで開発は行わす、次世代F1マシンが導入される2022年に開発のリソースを集中させた。
現段階で最も差し迫った懸念は、モノコックが厳格なFIAクラッシュテストに合格することであり、ギュンター・シュタイナーはそのプロセスが今週開始されると説明した。「シャシーをすぐに完成させるのではなく、そのパーツを完成させるためにいくつかの予備的な衝突テストを実施した」とギュンター・シュタイナーはRacingNews365.comに語った。「クラッシュ試験は順調に進んでいる。最終的なクラッシュ試験が計画されているのは、クリスマス直前になると思う」「我々はその準備ができており、合格することを期待している。それが目標だ」ギュンター・シュタイナーは、ハースの新車導入の当面の計画を概説し、チームはイタリアのダラーラ本社に向かうことで古い伝統に戻る。ダラーラは彼らのシャーシのコンストラクターだ。「このマシンは事前に組み立てられる。今年は以前と同じように再びイタリアで組み立てる。昨年(2021年)は既存のマシンだったためにそうしなかった」とギュンター・シュタイナーは語った。「2020年のクルマをリビルドしてパーツを少し変えただけだが、再びイタリアに送る。技術者全員がそこにいて、ダラーラ製のパーツが多いので、最初の車を組み立てるときに彼らの施設にいて、そこからスペインに持っていた方が好都合だ」また、ハースF1は、2022年に最新仕様のフェラーリのF1パワーユニットを採用する。フェラーリは2021年終盤にエネルギー回収システムを改善することで明確な進歩を遂げた。ギュンター・シュタイナーはアップデートされたユニットを試すことに興奮していると語る。フェラーリの開発作業についてギュンター・シュタイナーは「それは非常に励みになる」と断言した。「フェラーリは、来年のハイブリッドシステムだけでなく、燃焼エンジンで順調に進歩していると思う。だが、マシンのケースと同じように、他のエンジンメーカーが何をしているのかは分かららない」「フェラーリは来年に素晴らしい一歩を踏み出すと言っているので、それがうまくいくことを願っている。他の人たちが大きな仕事をしていないことを願っている!」「彼らが開発を行い、それが機能するのを見るのは非常に励みになる。彼らにとってもシーズンの終わりに向けて結果ははるかに良くなった」