ハースF1チームの代表を務めるギュンター・シュタイナーは、プロモーターは開幕戦にむけてすべての競技者が確実にオーストラリアに入国できるようにしていると語る。F1オーストラリアGPの主催者であるオーストラリア・グランプリ・コーポレーションも今年のイベントが開催されることを確認している。
新型コロナウイルスの拡散の脅威は、バーレーンで行われているF2とF3のプレシーズンテストではイタリアのチームが国境で足止めをくらって混乱がもたした一方で、MotoGPはカタールGPの最高峰クラスの中止とタイGPの延期を決定している。ARTのF2ドライバーのクリスチャン・ルンガーは、テネリフェ島のホテルで新型コロナウイルスの感染者がでたことで14日間の検疫措置に置かれ、テストに参加することができなかった。オーストラリアへの入国が困難になるのではないかと質問されたギュンター・シュタイナーは「FOWC(Formula One World Championship Ltd)が我々の面倒を見てくれる」とコメント。「プロモーターはFOWCであり、彼らはそれに取り組んでいる。彼らが、我々がそこに行くことができるるか、そして、出ることができるかどうかを教えてくれる」「全員がバーレーンに揃ったと伝えられている。チェックによって少し時間がかかった者もいたようだが、全員がそこに揃った。それが私が伝えられたことだ」「オーストラリアへ行くことに関しては、彼らは我々全員が入国し、我々全員が出国することを確実にしてくれるだろう」「入国することが一つのことであり、出国が次のことだ。オーストラリアよりも立ち往生するもっと悪い場所はあるが、我々にはやるべき仕事があり、また戻ってくる必要がある」「しかし、私が知る限り、FOMとFIAは、すべてが驚くことなく組織的に進められるように本当に取り組んでいる」「我々は全員が香港やシンガポールを経由せずドバイを経由するようにしている。なので、そこに関しては問題ない」「他のチームがどのように飛行するかはわからないが、FOMとFIAは地元当局と連絡を取り、それらの決定を下すことができるので、彼らは我々のためにこれを解決してくれる」月曜日に発表された声明で、オーストラリア・グランプリ・コーポレーションのCEOであるアンドリュー・ウェストコットは、イベントが予定通り進行することを確認している。「Formula 1 Rolex Australian Grand Prix 2020の全員の健康と安全が最優先事項だ」とアンドリュー・ウェストコットはコメント。「オーストラリア・グランプリ・コーポレーションは、各イベントで強固な健康、安全、緊急管理体制を整えており、この問題に対処するために保健機関および関連する政府および緊急サービス組織と協力して取り組んでいる」「我々は引き続きグランプリに向けて状況を注意深く監視し、ビクトリア州および国家最高保健責任者、オーストラリアの健康保護主任委員会などの主要な専門家から指導を受けている」「この段階では、さらなる旅行禁止の兆候も、F1とチームが通常どおりに到着しないという兆候もない」「F1も改めてオーストラリアGPが開催されることを確認している。我々は彼らとチームをメルボルンに迎えることを楽しみにしている」