ハースのF1チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、次戦F1シンガポールGPまで2人目のドライバーを決定できることを望んでいると語った。前戦ベルギーGPではルノーのシート喪失が決まったニコ・ヒュルケンベルグのハース移籍が噂され、ギュンター・シュタイナーはモンツァでも来季のラインナップを発表できる立場にあると認めていた。
しかし、ニコ・ヒュルケンベルグは来季についての決定を急いでいないと語っており、 Turun Sanomat は、ヒュルケンベルグの選択肢はハースだけでなく、アルファロメオ・レーシングも含まれているとし、今後数週間でアントニオ・ジョビナッツィと交代になる可能性があるとさえ報じている。「確かに議論は進行中だけど、具体的なことはまだ決まっていない」とニコ・ヒュルケンベルグはモンツァでコメント。「まだしばらくかかると思う。正しい契約、競技的に良い側面が必要だ。急いでいない。何かに契約するためだけに契約を急ぐことはない」ギュンター・シュタイナーは、前戦ベルギーGPの週末で2020年のケビン・マグヌッセンのチームメイト候補は、ロマン・グロージャン、ニコ・ヒュルケンベルグ、そして、エステバン・オコンだと語っていた。だが、エステバン・オコンは、ニコ・ヒュルケンベルグに代わってルノーに加入する2年契約を結んだ。「先週、リストに3人のドライバーがいると言っていて、そのうちの1人がもう市場に出ていなければ、私の選択肢が何であるか簡単に推測できるだろう」とギュンター・シュタイナーは微笑んだ。ギュンター・シュタイナーは、2週間後のF1シンガポールGPで発表できることを期待していると付け加えた。「我々はまだ追い込まれてはいない。通常よりも少し時間がかかる難しい決定だ。ロマンのことはよく知っているが、もちろんニコが成し遂げたことも把握している。チームの全体像と発展に目を光らせなければならない」「我々が絶対にやってはならないことは、個々のレースでロマンを評価することだ。我々は彼の強みを知っており、彼が取り組む必要がある部分も知っている」「我々はハースチームにとって何がベストか判断する必要があります。我々が知っていることを維持するか、もしくはリスクを冒して何か新しいことに挑戦するかをね」また、ギュンター・シュタイナーは、2017年に口論となったケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグを組ませることは問題になるとの見方を否定した。「ライバル関係がなければ、ドライバーは自分自身を最大限に発揮しようとはしない。それを除いても、チームに影響を与えない限り、それは彼らの問題だ」