ハースF1チームは、2021年にF1がレギュレーションを大幅に変更することを踏まえ、フェラーリからパーツを購入し、ダラーラにシャシーをアウトソーシングするという現在のチーム体制を変えることはないと語る。F1グリッドの他の9チームと同様に、ハースF1チームは今後2年間、フォーミュラ1マネジメントと契約を結んでいる。だが、その後の将来についてはまだ宙に浮いたままとなっている。
F1の新しいオーナーであるリバティメディアは、2021年に導入を検討している予算制限、エンジン仕様の変更、その他のレギュレーションについてまだF1チームとの間で進展していない。そのため、ハースF1チームとしては、今後何が起こるかを知ることができるまで、現在の働き方を変えることはないとチームプリンシパルのギュンター・シュタイナーは語る。「今後2年間のことしか話せない。なぜなら、我々はそれ以降の契約は結んでいないからね! 今後2年間は我々はかなり似通ったままだろう」とギュンター・シュタイナーは RACER にコメント。「我々は今後の年でより多くのタスクを引き受けるつもりだが、決してやりすぎるつもりはない。あまりに貪欲過ぎれば、通常、旅は終わってしまうからね」「我々は学び、状況をもっと良くしていく必要がある」ギュンター・シュタイナーは、新しいルールがどのように機能するかを見極めたいと考えており、大きな変更によって競技が平等化することでハースにとって有利に働く可能性があると考えている。「そこに我々の未来がある。予算に上限が設けられれば、それがない場合よりも前進する可能性は大きいと思う。我々がより多くの賞金を共有されるようになれば、それは良いことだ」「それが次の契約で最も重要なことのひとつだ。ご存じのように、2021年のF1は2020年中盤にスタートするわけではない。2019年の中盤にスタートする。情報を持っていれば、事前にスタートできるだろう」