ハースF1チームは、来週末のF1日本GPまでに2019年のドライバーラインナップを発表するとしている。ハースF1チームのチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、前戦シンガポールGPでドライバーの決定を発表するためにい2週間のタイムフレームを設定していた。
ハースF1チームは、まだ2019年のドライバー計画を発表していないが、ルノーとコンストラクターズ選手権4位を争う好成績を収めていることから、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンを続投させると考えられている。ドライバー発表の計画について最新の情報を求められたギュンター・シュタナーは「2週間は日本で終わるし、それ以内になるだろう。それまでに発表するつもりだ」とコメント。また、ハースとフェラーリと密接な技術提携を行っているが、ギュンター・シュタイナーは、シャルル・ルクレールを2019年にセバスチャン・ベッテルのチームメイトとしてフェラーリに昇格されるというフェラーリの決定がハースF1チームの2019年の計画に影響を及ぼすことはないと語る。一時はシーズ喪失の危機が報じられていたロマン・グロージャンだが、最近は復調を見せており、ギュンター・シュタイナーもグロージャンが以前のレベルに戻ったと語っており、シートを維持するのではないかと見られている。「彼は鍵を見つけたと言っているし、それをまた失っていない。彼はかなりいいパフォーマンスを発揮していると思う」とギュンター・シュタイナーはコメント。「彼はシーズン序盤にスランプに陥る前の以前の彼に彼に戻っている」「以前にも述べている通り、彼は最初からそこにいた。彼はリスクを取って我々の元へ来てくれた。我々のことなど知らなかったのだからね。だが、とても良い関係を築けたと思っている。何があっても我々の個人的な関係は壊れないだろう。何があってもね。このような良い時を過ごしているのだからね」「考えてみてほしい。我々は3年目にして4位を争っている。これ以上何を期待できる? この先何があっても関係はポジティブなままだ。争いは起こらない」また、ギュンター・シュタイナーは、メルセデスのジュニアドライバーであるエステバン・オコンとジョージ・ラッセルを検討することを完全には除外していないが、両ドライバーの将来の取り巻く不確実性は“メルセデスが解決する問題”だと付け加えた。「二人とも良いドライバーなので常に検討はしている。だが、我々は改めて自分自身のことを気を配る必要があるし、問題はメルセデスが解決すべきものだと思っている」「彼ら(メルセデス)はあまりに多くの才能を抱えているし、今後、彼らはその問題を解決できる方法を見つけていく必要がある。良い問題であり、彼らは自分たちでそれを解決する必要がある」また、ギュンター・シュタイナーは、ピエトロ・フィッティパルディにF1テストの機会を与えるという計画を再開していると語る。フィッティパルディは、5月のWECで両足を骨折したことで、その計画は棚上げとなっていた。だが、ピエトロ・フィッティパルディは、すでにインディカーに復帰しており、ギュンター・シュタイナーは日本GP後に議論を続けていきたいと述べた。「実際、先週ピエトロを話しをした。彼はもう良くなっているし、痛みもなく、快適に感じている。シーズン末にテストをするかどうかについて再開している」とギュンター・シュタイナーはコメント。「まだ結論には至っていない。現在、彼はヨーロッパのおり、実際に我々は空港で対話を始めた。日本の後、両方がアメリカに戻ってから再び話をするつもりだ」ピエトロ・フィッティパルティをリザーブドライバーとして検討しているかと質問されたギュンター・シュタイナーは「それについてはまだ話はしていない。段階的に進めていく必要がある」と語った。