ハースF1チームのギュンター・シュタイナーは、F1バーレーンGP予選でのトロロッソ・ホンダのパフォーマンスに驚いていると認めつつも、衝撃的な予選結果は苦しい3年間を耐えてきたホンダ、そしてF1にとって良いストーリーだと語る。F1バーレーンGPの予選ではトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがQ3に進出して6番手タイムを記録。チームメイトのブレンドン・ハートレーもQ3進出をわずか0.074秒差で逃して11番手だった。
一方、プレシーズンテストで“ダークホース”に急浮上し、開幕戦オーストラリアGPでは3列目を独占したハースF1チームは、ロマン・グロージャンがQ1でノックアウト。だが、チームメイトのケビン・マグヌッセンはピエール・ガスリーから0.024秒差の7番手につけている。だが、ギュンター・シュタイナーは、現在トロロッソ・ホンダが“スポットライト”を浴びていることを羨んではいないと語り、F1ではもっと頻繁にこのような予測できない結果が展開されるべきだと語った。「驚いているし、実際、彼らは素晴らしい仕事をしている」とギュンター・シュタイナーは認める。「ホンダにとって良いことだ。何年も打ちのめされた後に突然太陽の光が現れるときの気持ちは我々全員がわかっている。彼らにとって素晴らしいことだ」「F1にとっても良いことだ。他にも戦える者がいるのは素晴らしいことだと思う。F1はそうあるべきだ。サプライズがあり、彼らがかき回す。全員がもう少し注目されるべきだ」ルイス・ハミルトン(メルセデス)の5グリッド降格によって6番グリッドからスタートするケビン・マグヌッセンは、レースではハースがトロロッソ・ホンダを打ち負かすことができると自信を感じていると語る。「かなりの衝撃だった。彼らが良い仕事をしたのは間違いない」とケビン・マグヌッセンはコメント。「それがエンジンからなのか空力からなのかはわからないけど、彼らにとって良いステップだ」「僕たちが明日良いクルマを持っていない理由は見当たらないけど、状況は変わり得るし、ここはタイヤにかなり厳しいことをわかっている。燃料もかなりセーブしなければならないだろう。どうなるか楽しみにしているけど、僕たちは戦えるはずだ」「良い結果を出したいし、ポイントを獲得していきたい。僕たちはオーストラリアで良い結果を失ってから少しずつ取り戻している。明日はそれを成し遂げるつもりだ」