ハースは、今シーズンにグランプリデビューを果たす前からすでにメインの焦点を2017年F1マシン『VF-17』に移行しており、5月には完全にスイッチしていた。2017年には大幅なレギュレーション変更が施されるため、大部分のチームは通常よりも早くに開発の焦点を切り替えていた。
チームの風洞の稼働は毎週65回に制限されている。そして、ハースは3月のオーストラリアの開幕戦の直前にすでにフェラーリの風洞での2016年マシンの全ての走行割り当てをストップしていた。5月に完全にスイッチするまでの2ヵ月間でVF-16での走行はごくわずかであり、大半の時間が2017年F1マシン『VF-17』に費やされた。ハースは、開幕4戦中3戦でロマン・グロージャンがポイントを獲得したが、その後はチームのパフォーマンスは下降し、残りのレースでは2回しか入賞できなかった。「僕たちは今シーズン、2016年マシンを風洞で走らせなかったので、今年はパフォーマンスが落ちていった」とロマン・グロージャンは述べた。「僕たちは風洞でもうひとつのクルマを走らせなければならなかった。それは、将来にむけての準備だ」「僕がチームに加わったとき、僕たちは2年目、3年目と良なっていきたいと考えていた。まだそのような計画だ」「多くの仕事があったけど、人々は僕たちが真剣で集中しているのを目にしたと思うし、僕たちは請求も払っている。僕たちはレーストラックにいて、それほど悪くなかった」「ますます多くの人々が加入しているし、チームは成長している。来年は今年よりもいい年にできると思う」ロマン・グロージャンは、ハースの2017年のさらなる躍進に自信をみせている。「僕たちはどの部分に取り組んで、どの部分を改善させられるかわかっている。すでに来年のクルマ、全てのを造り始めているし、多くの作業が進んでいる。序盤はフロントウィングの故障など問題があった。僕たちはそのような全てを繰り返したくないと思っている」「今、チームは1年を経験して、全員が安定しているし、財政面もいい。僕たちはレースをしに行っているし、コミットしている。1年だけのものではない。僕たちにはますます多くのエンジニアが加わっているし、yり多くの経験とパフォーマンスを得ている」「僕たちには改善できる部分がたくさんあるし、それは大きい。僕たちは自分たちの位置で良いパフォーマンスを示した。言ったように、パーツの品質、問題への対処方法、タイヤやセットアップ、トラック、要求への理解、チームの運営やピットストップなどの全ての方法をね。明白なことだし、僕たちにとって素晴らしいことだ」