ハースのチームオーナーであるジーン・ハースは、F1参戦のために既存チームを買収することを真剣に検討していたことを認めた。F1カナダGPのパドックを訪れたジーン・ハースは「ほぼ一年前にチームの買収を少し検討したが、解決しなければならない複雑な問題が多く、一般的に言えば、ゼロから始まるよりも多くの資金を使うことになるので、我々はこっちの方が実際に良いやり方だと考えた。それをするためにもう少し長く時間をかけることが妥協点だと思う」と Autoweek に述べた。
しかし、ロータスの継続的な財政難騒ぎ、またケータハムのチーム代表トニー・フェルナンデスが、チームを手放したがっているとの報道が広まり、ハースがチーム買収というプランを再考するかもしれないと報じられた。しかし、ハースの広報担当は「ジーンはアメリカに本拠地を置くF1チームを設立することにコミットしていますし、彼らのプランは変わっていません」と述べた。ハースのF1チーム代表を務めることになるギュンター・シュタイナーは「現在、我々はエンジンパートナーとの契約で行ったり来たりしている。かなり近づいてはいる。年初はいくつかのチームが新しいパッケージに苦労しており、話をする時間があまりなかった」と述べた。「一ヶ月以内に堅固な契約を手にできることを願っている。エンジンやトランスミッション契約以上のものになるので、適切に行いたい。いくつかのテクノロジーにおけるパートナーにも期待している」今月初め、ハースがF1デビューを2016年まで延期することが明らかになった。ジーン・ハースは「我々はUSF1のような恥辱は望んでいない。あれは災害だった。彼らは非常に短期間でそれができる決定し、そのあと設立するために必要なことが多くのインフラがあることに気づいたのだと思う。既存チームのインフラがあれば、もっと進められると思うが、我々には何もない」「他チームから必要な器材を得るために追加で1年ある。多くは必ずしもカタログから変えるものではないし、それが運営の肝となることだ。そのような小さなピースの全てが全て機能するものであり、2015年では緊急発進になっただろう」「現在、我々には、他チームから得られるものを探す、もしくはサプライヤーから購入するチャンスが与えられている」