スクーデリア・フェラーリの2025年のリザーブドライバーを務めることになった周冠宇は、昨年、アウディ傘下のザウバーチームでF1の将来に「希望を失った」ことを認めている。F1初の中国人レースドライバーとなった周冠宇は、2022年のデビュー以来、3年間、ヒンウィルを拠点とするチームに所属していた。バルテリ・ボッタスと同様に、彼は昨シーズン終了後にシートを失った。
2025年には、F1レースキャリアをスタートさせる前にジュニアドライバーとして在籍していたフェラーリに復帰し、今年はアントニオ・ジョビナッツィとの共同リザーブを務める。25歳の周冠宇は、新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受けた昨年の上海でのレースが、自身の人生におけるハイライトだったと語っている。「昨年、ついに母国でレースをするチャンスが巡ってきた。しかし残念ながら、シーズン当初から最遅のマシンで、ミッドフィールドでも戦えなかった」と周冠宇は今週、中国メディアに語った。したがって、全体的には2024年は「忘れたいシーズン」だった。「最初は順調だったが、ピットストップの問題が解決した後、自分がグリッドで最遅のマシンに乗っていることに気づいた。それから長い間、将来への希望を失ってしまった」しかし、周冠宇は次の目標である「F1への復帰」への希望を失っていないと主張する。「まだ自分のポテンシャルを最大限に発揮できていない」と周冠宇は語る。「だから、今も将来に向けて努力している。今年はグリッドに多くのルーキーがいるので、何が起こってもおかしくない。いつでもチャンスを狙っているし、その準備はできている」
全文を読む