ロマン・グロージャンは、F1キャリアを短命なままで終わらせたくないと主張する。ロマン・グロージャンは昨年、シーズン途中にルノーを解雇されたネルソン・ピケJr.の後任としてF1デビュー。終盤の7戦でR29をドライブした。しかし、クラッシュゲート騒動が発覚し、ルノーF1チームは首脳陣、スポンサー、そしてルノー本社からの支援を失い、チームは株式の大部分をジェニイ・キャピタルに売却。
ルノーは、ロシア資金を持ち込んだヴィタリー・ペトロフと契約。シートを失ったグロージャンは、GT1世界選手権に戦いの場を移すこととなった。GT1世界選手権は、今週末アブダビで開幕する。「楽しみにしているし、経験を積んで2011年にF1復帰を目指すかもしれない」とグロージャンは Gulf News' Xpressにコメント。グロージャンは、F1参戦時にポイントを獲得することはできなかったが、F1でのご業績を誇りに思っていると語る。「僕はフェルナンドにとても近づいていた。そして今、フェルナンドはとても良いクルマでレースに勝っている」「僕は間違ったタイミングに間違った場所にいたんだ。よくあることさ。だから、僕にはF1での居場所があると思っているんだ」「(ルノーは)非常に複雑な状況にあったし、あのような状況にはあまり戻りたくないけど、最終的に自分がした仕事にはとても満足しているよ」